初めてプログラミングを学ぶときに、「コードエディタが必要」と言われても、「それは一体?」と悩むのは当然です。 これまでのプログラミングは、「コード作成」から「実行」までを同じ画面でできる「オールインワン」の「統合開発環境(IDE)」が人気でした。しかし、機能が多すぎて、「動作が重い」「ボタンやメニューの意味が不可解」「不具合が多い」などの使いにくさがありました。* しかし、最近は、「高機能テキスト・エディタ+コマンド操作」の、シンプルな組み合わせが好まれているようです。 この組み合わせを1つのソフトウェアでできるようにした、マイクロソフトが開発し、無償公開している「Visual Studio Code」(ビジュアルスタジオ・コード)、略して「VSCode」(ブイエス・コード)が最も人気です。 プログラミング教本の多くは、「VSCode」を用いてプログラミングの解説をしています。しかし、「VSCode」そのものの詳しい使い方や、細かい設定を解説した本はほとんどありません。 そこで本書は、「VSCode」の使い方や設定方法を、初心者にも理解しやすく学びやすいように、図版を多用して解説しています。Visual Studio Codeを導入●Visual Studio Codeとは●VSCodeを入手●VSCodeをインストール●VSCodeを使いやすく設定VS Codeの基本的な使い方●VSCodeでファイル編集の準備をする●最初の一行でわかること●記入を増やしてわかること●HTMLファイルをブラウザで表示させるVS Codeで複数のファイルを編集●HTMLファイルにさらに書き加える●HTMLからCSSファイルを参照する●複数の箇所を一度に修正する簡単なデバッグ●JavaScriptファイルの追加で「動くWebアプリ」●デバッグ機能を試す