音数の多い豪華なチェンバロ・サウンドを堪能C.P.E.バッハ:チェンバロ協奏曲集 Wq43の2台チェンバロ用編曲クラウディオ・アストローニオ&ステーファノ・モラルディ1768年、カール・フィリップ・エマヌエル・バッハは、自分の名付け親でもあるゲオルク・フィリップ・テレマンの後任として仕事をするために、30年間暮らしたプロイセンを去り、自由ハンザ都市ハンブルクに移り住んでいます。ハンブルクでは、カントルや指揮者、チェンバロ奏者として活躍する一方、作曲にも熱心に取り組み、楽譜の出版も積極的におこなってヨーロッパ中にその名を知られることとなります。「チェンバロ協奏曲集」Wq43は、ハンブルク生活3年目の1771年に書かれたもので、1772年に出版。1778年頃に、ドレスデンのヨハン・ゴットリープ・ハウスシュタットラーによって、2台チェンバロ用に編曲。音数の多さが心地よい豪華なチェンバロ曲集として楽しめます。演奏の2人は、共に指揮者としても活躍するイタリアのチェンバロ奏者です。▶ Brilliant Classics 検索 演奏者情報◆ クラウディオ・アストローニオ(チェンバロ)チェンバロ奏者、オルガン奏者、指揮者として活動。古楽器アンサンブル「ハルモニチェス・ムンディ」を指揮しているほか、オペラも指揮。ヨーロッパ、アメリカ、日本、カナダの最も有名なフェスティバルで定期的に出演し、ヨーロッパ、アメリカ、日本でマスタークラスも開催。現在はトラーパニのA.スコントリーノ音楽院でチェンバロと室内楽を教えています。 CDは、Brilliant Classics、Stradivarius、REKON、Velut Luna、INSTITUCION、Amadeusなどから発売。◆ ステーファノ・モラルディ(チェンバロ)1970年にイタリアのクレモナで誕生。コモ音楽院とピアチェンツァ大学でオルガンとハープシコードを学び、オリヴィエ・メシアンの「主の降誕」に関する論文によって優秀な成績を収め、クレモナ大学で音楽学の学位を取得。1996年から1999年にかけてはウィーン音楽大学でミヒャエル・ラドゥレスクに師事。 1995年、ウーディネのパジアン・ディ・プラート国際オルガン・コンクールで優勝し、ヴィテルボの全国コンクールでも優勝。 その後、ソリスト、室内楽奏者として活動し、イタリアの主要な音楽祭のほか、ヨーロッパ諸国と南北アメリカ、日本でも演奏し、2005年からは自身が設立に関わったアンサンブル「ヴィルトゥオーゼ・デッレ・ムーゼ」と「アカデミア・バロッカ・イタリアーナ」の指揮も開始。 教育者としては、ルガーノのスイス・イタリア語音楽大学でオルガン、チェンバロ、室内楽を教えるほか、スイス、ハンガリー、イタリア、ドイツ、スペイン、日本、アメリカでバロック音楽に関するマスタークラスとカンファレンスを開催。 CDは、Brilliant Classics、Christophorus、Tactus、Divoxなどから発売。 トラックリスト (収録作品と演奏者)カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ[1714-1788]「6つの協奏曲」 Wq43 (1772) (ヨハン・ゴットリープ・ハウスシュタットラーによる1778年頃の2台チェンバロ用編曲)CD1◆ 協奏曲第1番 ヘ長調 Wq43/11. I. Allegro molto 7'092. II. Andante 4'303. III. Prestissimo 5'35◆ 協奏曲第2番 ニ長調 Wq43/24. I. Allegro di molto (Andante, Allegro di molto Andante, Allegro di molto) 9'255. II. Andante 6'366. III. Allegretto 6'19◆ 協奏曲第3番 変ホ長調 Wq43/37. I. AllegPowered by HMV