「Gemini」は、Googleが開発した最新の生成AIで、本書では2024年5月の正式版リリース「Gemini 1.5 Pro」「Gemini 1.5 Flash」にも対応しています。Geminiは、OpenAIの最新モデル「GPT-4o」に対して、現時点でテキストや画像だけでなく「動画」「音声」が一般ユーザーでも扱える「マルチモーダルAI」であることが大きな特徴です。また、Android端末やiPhoneなどのエッジデバイスに対応した「Gemini Nano」も公開されています。本書は、Geminiの「API」を使うことでカスタマイズしたチャットAIを自社のサービスやアプリに組み込むための方法をステップ・バイ・ステップで解説した書籍です。プログラミングは、Google Colabを使ってPythonのコーディングで行うことができるほか、スマホアプリの開発で使われる「Andorid Studio」や「Xcode」の開発環境でも行うことが可能です。また、定番のAI開発フレームワーク「LlamaIndex」と「LangChain」の最新版の解説も解説しました。これらを使うことで、より高度なアプリ開発を容易に行うことが可能になります。1章 Geminiの概要とはじめ方 1-1 Geminiの概要 1-2 Geminiのはじめ方 1-3 人工知能と機械学習と深層学習 1-4 自然言語処理の深層学習モデル2章 Geminiの利用法 2-1 Geminiの使い方 2-2 Google AI Studioの使い方 2-3 Vertex AI Studioの使い方3章 Python開発環境の準備 3-1 Pythonの概要 3-2 Google Colabの概要 3-3 Pythonの文法4章 Gemini API(Python編) 4-1 テキスト生成 4-2 マルチモーダル 4-3 埋め込み 4-4 Function Calling 4-5 ファインチューニング 4-6 Vertex AI Gemini API5章 Gemini API(Andorid編) 5-1 テキスト生成 5-2 マルチモーダル 5-3 ローカルLLM6章 Gemini API(iOS編) 6-1 テキスト生成 6-2 マルチモーダル 6-3 ローカルLLM7章 LlamaIndex 7-1 LlamaIndexのはじめ方 7-2 LlamaIndexのカスタマイズ 7-3 データローダー 7-4 ベクトルストア 7-5 評価8章 LangChain 8-1 LangChainのはじめ方 8-2 LLM 8-3 PromptTemplate 8-4 OutputParser 8-5 Chain 8-6 ChatBot 8-7 RAG 8-8 Agent