ギリシャの鬼才テオドール・クルレンツィスが放つ最新作は、マーラーの『悲劇的』。それは運命の一撃となるか?2017年度の音楽之友社主催「レコード・アカデミー賞」堂々2部門(大賞:チャイコフスキー/悲愴、銀賞:モーツァルト/ドン・ジョヴァンニ)受賞という快挙をなしとげたギリシャの俊英テオドール・クルレンツィスの新作は、前作に続きまたも「交響曲第6番」。 今回は爛熟したロマンの香りを放つマーラーの『悲劇的』というタイトルを持つ第6交響曲。クルレンツィスはマーラーの交響曲をいくつかコンサートで取り上げていますが、ディスクとしてはこれが初のマーラー交響曲録音となるもの。チャイコフスキー『悲愴』やストラヴィンスキー『春の祭典』といったディスクでロマン派以降の大オーケストラの機能性を駆使した多彩なオーケストラの魅力を掘り起こしてきたクルレンツィスとムジカエテルナが、ハンマーをも楽器にしてしまったマーラーの巨大な管弦楽作品とどのように向かい合うのか、興味は尽きません。(輸入元情報)(写真 輸入元提供)【収録情報】● マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』 第1楽章:アレグロ・エネルジコ、マ・ノン・トロッポ(激しく、しかしはっきりと) [24:57] 第2楽章:スケルツォ(どっしりと) [12:49] 第3楽章:アンダンテ・モデラート [15:39] 第4楽章:フィナーレ(ソステヌート - アレグロ・モデラート - アレグロ・エネルジコ) [31:06] ムジカエテルナ テオドール・クルレンツィス(指揮) 録音時期:2016年7月3-9日 録音場所:モスクワ、Dom Zvukozapisi(house of recordings) 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Disc11 : Mahler Symphony No. 6: I. Allegro energico, ma non troppo [24:57]2 : II. Scherzo [12:49]3 : III. Andante moderato [15:39]4 : IV. Finale. Sostenuto - Allegro moderato - Allegro energico [31:06]Powered by HMV