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圧倒的な表現力をもつコントラルト歌手マリー=ニコル・ルミューが、山田和樹の指揮と共に紡ぎ出すベルリオーズ、サン=サーンス、ラヴェルの歌曲集カナダ出身のコントラルト、マリー=ニコル・ルミューが、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団とその芸術・音楽監督の山田和樹とともに、豪華で現実逃避的な2つのフランスの伝統的な連作歌曲、ベルリオーズの『夏の夜』とラヴェルの『シェエラザード』を組み合わせで音楽的・詩的解釈を試みています。そして音楽的にも主題的にもこれらを補完するのが、もうひとりの偉大なフランスの作曲家サン=サーンスによる、あまり聴かれない『ペルシャの歌』です。1870年から遡り、年代的にはベルリオーズ (1841年) とラヴェル (1904年) の間の中心に位置します。これらは、ベルリオーズの『夏の夜』の文学源であるテオフィル・ゴーティエからインスピレーションを得た詩人のひとりであるアルマン・ルノーの詩が元となっています。  2019年にマリー=ニコル・ルミューがパリで『夏の夜』を歌ったとき、「人物描写からナレーションへと移行する際のルミューのバランス感覚は、歌の偉大な愛好家にふさわしいものだった。 低音域の深みからきらめく高音まで、彼女は作品を通してしなやかな軌跡を描き、振幅のあるフレージングを行い、言葉を描く機会を逃さなかった」と、ロンドンを拠点としているインターナショナル・オンライン音楽専門誌バックトラックは書いています。 また「彼女の語法は、テキスト内の重要なポイントを強調するために特定の単語を強調する能力において、それは非常に正確だ。印象的だったのは、彼女の声の信じられないほどの色彩感の範囲でした。彼女はどこでそのように細かく調整されたニュアンスを見つけたのでしょうか? 彼女はすべてを単純な声の抑揚、母音が消えたり新たに開花したりする方法で『話す』ということに成功しています」と、フォーラム・オペラはルミューのフランス歌曲歌唱を絶賛しています。 このアルバムでは、モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団とその芸術・音楽監督の山田和樹が、彼女の歌唱表現が発揮されるような見事な指揮で、作品のさらなる深い表現を浮き上がらせています。『ペルシャの歌』は元々独唱とピアノのための作品ですが、ここではパラツェット・ブリュ・ザーネ(Palazzetto Bru Zane)・エディションによる管弦楽版として演奏されています。ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・歌詞訳・帯付き。日本語解説書には、堀内 修氏による書き下ろし解説、ブリュ・ザーヌ・メディアベースによる作品解説の日本語訳、歌詞日本語訳を掲載予定。(輸入元情報)【収録情報】● ベルリオーズ:歌曲集『夏の夜』 Op.7● サン=サーンス:歌曲集『ペルシャの歌』 Op.26(管弦楽版)● ラヴェル:歌曲集『シェエラザード』 M.41 マリー=ニコル・ルミュー(コントラルト) モンテカルロ・フィルハーモニー管弦楽団 山田和樹(指揮) 録音時期:2022年7月19-21日 録音場所:モンテカルロ、Auditorium Rainier III 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書・歌詞訳・帯付きPowered by HMV
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