高貴な女性たちの修道院生活を支えた聖歌を2つの女声合唱団でラス・ウエルガス写本の聖歌集 Vol.1アルモニオーゾインカント、ヴォーカル・グループ・ガルダ・トレンティーノ北スペイン山間部ブルゴスのラス・ウエルガス修道院は12世紀の創設。王侯貴族の女性たちを受け入れる特別な修道院で、彼女たちの修道院生活を彩っていたのがラテン語の聖歌の数々。その聖歌を14世紀に編纂したのが「ラス・ウエルガス写本」で、全部で200曲近い聖歌が含まれるとか。 ブリリアント・クラシックスでは、そのすべてをレコーディングする予定で、第1弾となるのがこの2枚組アルバムです。 実際の修道女の年齢はさまざまということもあってか、ここでは大人の女声合唱団と少女の女声合唱団によってレコーディングを実施。意外な目の付けどころで、ありそうで無かった企画となっています。▶ Brilliant Classics 検索 演奏者情報◆ アルモニオーゾインカント(CD1)1997年設立。グループ名の「アルモニオーゾインカント」は「調和のとれた魅力」という意味。中世およびルネサンス音楽の解釈と純粋な声を追求する女声アンサンブル。純粋な発声の研究は、声の直線性と音色の特殊性によって正確さと透明性で特徴付けられます。いくつもの合唱コンクールで優れた成績を収め、以後はイタリア国内を中心にヨーロッパ各地やアメリカで活動中。 CDは、Brilliant Classics、Tactus、Bongiovanni、Amiata Records、Hyperprismなどから発売。◆ フランコ・ラディッキア(CD1)ペルージャ音楽院で、合唱指揮の学位、トランペットのディプロマを取得し、ペルージャ大学で音楽学研究修士、ルガーノ音楽院でグレゴリオ聖歌学上級ディプロマ取得。イタリア、アメリカ、ドイツ、フランス、スイス、ハンガリー、オーストリア、ベルギー、スウェーデンで、合唱団や吹奏楽団、オーケストラを指揮して活動。ペルージャのマリオッティ音楽大学で、理論、分析、作曲を教えてもいます。 CDは、Brilliant Classics、Tactus、Amiata Recordsなどから発売。◆ ガルダ・トレンティーノ・ヴォーカル・グループ(声楽)北イタリアのリーヴァ・デル・ガルダを拠点とする12人の合唱団。母体のガルダ・トレンティーノ児童少年合唱団から選抜された上級メンバーにより活動。国内外の合唱コンクールで優秀な成績を収め、現メンバーでは、2021年ヴィットリオ・ヴェネト合唱コンクール声楽グループ部門で第1位、2022年コンコルソ・ポリフォニコ・グイド・ダレッツォで第2位。2023年4月、第18回ブダペスト国際合唱コンクール、第2回ジュゼッペ・サヴァーニ合唱コンクール(カルピ)で優勝。イタリア、オーストリア、スロヴェニア、ハンガリーでコンサートに出演しているほか、これまでに8回のレコーディングもおこなっています。◆ エンリコ・ミアローマ(指揮、ポルタティフ・オルガン)1962年、北イタリア、トレントの生まれ。創立以来、ガルダ・トレンティーノ・ヴォーカル・グループの指揮を務めるエンリコ・ミアローマは、ピアチェンツァ、トレント、ボルツァーノ、シエナの各音楽院でピアノ、合唱、合唱指揮、作曲を専攻。作曲をサルヴァトーレ・シャリーノ、フランコ・ドナトーニ、エンニオ・モリコーネに師事。ピアニスト、作曲家、合唱指揮者として、イタリアで重要なコンクールで受賞後、ピアニストおよび合唱指揮者として、ヨーロッパ、ウクライナ、台湾で800回以上のコンサートに出演。作曲にも熱心に取り組み、ヘルシンキ、ベルガモ、リヨン、ローマの、トレント、ミラノで出版。現在、トレント音楽院作曲科教授。Powered by HMV