ビーバー:ロザリオのソナタアムステルダムでグスタフ・レオンハルト、アメリカでロジャー・ノリントン、レナード・バーンスタインに師事した才女ジャネット・ソレルが創設したクリーヴランドのピリオド・オーケストラ「アポロズ・ファイア」。ニュー・アルバムでは、アポロズ・ファイアのコンサートマスター(リーダー)と副芸術監督(Assistant Artistic Director)を務めるシンガポールのヴァイオリニスト、アラン・チューを主役に据えて、ハインリヒ・ビーバーの代表作『ロザリオのソナタ(ミステリー・ソナタ)』の全曲をレコーディング! 1644年にボヘミアのヴァルテンベルクで生を受け、17世紀を代表するヴァイオリン奏者、作曲家として現在までその名を語り継がれるハインリヒ・イグナツ・フランツ・フォン・ビーバー。ビーバーの代表作『ロザリオのソナタ』は、聖母マリアへの祈りを表した15のソナタに、無伴奏のパッサカリア(守護天使)からなる大作で、最初のソナタと終曲のパッサカリア以外はすべてスコルダトゥーラ(変則調弦)が用いられた難曲としても知られています。アラン・チューはこの特殊調弦に対応するために6本のヴァイオリンを用い、それぞれの異なる色彩と音色を強調し、ビーバーが描いたロザリオの絵画的なテーマに光をあてています。(輸入元情報)【収録情報】● ビーバー:ロザリオのソナタ 第1番ニ短調『受胎告知』 第2番イ長調『訪問』 第3番ロ短調『降誕』 第4番ニ短調『拝謁』 第5番イ長調『神殿のイエス』 第6番ハ短調『オリーヴの山で苦しみ』 第7番ヘ長調『鞭打ち』 第8番変ロ長調『いばらの冠をのせられ』 第9番イ短調『十字架を背負う』 第10番ト短調『磔刑』 第11番ト長調『復活』 第12番ハ長調『昇天』 第13番ニ短調『聖霊降臨』 第14番ニ長調『聖母被昇天』 第15番ハ長調『聖母の戴冠』 パッサカリア ト短調 アラン・チュー(ヴァイオリン) アポロズ・ファイア ジャネット・ソレル(指揮、チェンバロ) 録音時期:2021年〜2023年 録音場所:クリーヴランド、セント・ポール聖公会教会 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV