フォーレ歿後100周年記念。エラール製のグランドピアノで演奏したコッペイとデュモンによるチェロとピアノのための作品全集!ガブリエル・フォーレが今年(2024年)歿後100周年を迎えました。メモリアル・イヤーに合わせてマルク・コッペイがチェロとピアノのための作品全集をリリース。共演はフランソワ・デュモンです。 当録音ではフォーレが色彩豊かな音色を高く評価したエラールのグランドピアノで演奏しております。その豊かな倍音とクリアな低音が魅力のエラール製のピアノは、当時のフランスのサロン音楽に欠かすことはできない豊かな響きが特徴。これぞ正真正銘のフォーレ演奏です。 丁寧な音楽づくりと気品に満ちた語り口が魅力のコッペイはストラスブール生まれ。パリ国立高等音楽院で学んだ後、18歳でJ.S.バッハ国際コンクールにおいて優勝し一躍世界から注目を集めることになりました。その後のキャリアは華々しく、ソリストとしてはエリアフ・インバル、エマニュエル・クリヴィヌ、アラン・ギルバート、佐渡 裕などの指揮者と共演。室内楽奏者としてのキャリアも充実しており、ミシェル・ベロフ、オーギュスタン・デュメイ、ヴィクトリア・ムローヴァ、エマニュエル・パユなどから厚い信頼を得ております。またイザイ四重奏団(1995年から2000年)のメンバーとして数多くの録音を残しております。現在はパリの国立高等音楽院で教鞭を執るほか、ザグレブ・ソロイスツ合奏団の芸術監督として活躍の幅をさらに広げております。「audite」レーベルから積極的なリリースが続いており、アルバム『フレンチ・チェロ』では、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団との共演でフォーレの『悲歌』も収録しております。 デュモンは1985年リヨン生まれ。2010年の第16回ショパン国際コンクール第5位(同回優勝はユリアンナ・アヴデーエワ)入賞の実力派で、バロックからフランスの近代まで非常に美しい演奏に定評のあるピアニストです。(輸入元情報)【収録情報】フォーレ:01. 蝶々 イ長調 Op.7702. 子守歌 ニ長調 Op.1603.チェロ・ソナタ第1番ニ短調 Op.10904. ロマンス イ長調 Op.6905. 悲歌 ハ短調 Op.2406. セレナード ロ短調 Op.9807. シシリエンヌ ト短調 Op.7808. チェロ・ソナタ第2番ト短調 Op.11709. 夢のあとに Op.7-1(パブロ・カザルス編)10. 2台のチェロのためのアレグレット・モデラート11. ドリーの子守歌 Op.56-1(マルク・コッペイ編) マルク・コッペイ(チェロ/1711年製ゴフリラー) フランソワ・デュモン(ピアノ/1891年製エラール:01-09,11)A'=435Hz ポリーヌ・バルティソル(チェロ:10) 録音時期:2023年4月24-26日 録音場所:シテ・ド・ラ・ミュジック内フィラルモニ・ド・パリ、円形劇場 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) レコーディング・プロデューサー:ルトガー・ベッケンホーフ ディジパック仕様Powered by HMV