ネマニャがついにベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲を録音。さらに独自にヴァイオリン・ソロと弦楽合奏のためにアレンジした『クロイツェル』も追加した革新的なアプローチ「このアルバムは、ヴァイオリン・レパートリーの核となるベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲とクロイツェル・ソナタを紹介するものです」と、ネマニャ・ラドゥロヴィチは語っています。これらのベートーヴェンの傑作は数え切れないほど録音されていますが、ネマニャのアプローチにはそれぞれ革新的な要素が散りばめられています。ヴァイオリン協奏曲のために、ネマニャが2008年に設立した室内アンサンブル「ドゥーブル・サンス」に管楽器メンバーらを追加し、拡大した編成とともに演奏を行っています。「指揮者なしでの演奏は、新しい解釈の方法を探求するアンサンブルとして、ドゥーブル・サンスの特別な特徴を維持したかった。この協奏曲の録音では作品の古典的なスタイルを保ちつつ、勇気、恐れ、喜び、愛、怒り、悲しみ、郷愁、そして特に第2楽章での不思議な静けさと優しさなど、解釈に自由な感覚を加え、さまざまな感情を伝えたかったのです。壮大なスケールのクロイツェル・ソナタではピアニストと組んで演奏するのではなく、ここではソロ・ヴァイオリンと弦楽五部合奏のための独自の編曲で演奏しています。ベートーヴェンに忠実でありながら、イマジネーションを働かせることを自分に許し、この曲の解釈のために最終的に「六重奏」の形式を採用し、それぞれが対等な役割を担っています」と、ネマニャは強調しています。ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書付き。日本語解説書には、鈴木淳史氏による書き下ろし解説ほかを掲載予定。(輸入元情報)【収録情報】ベートーヴェン:1. ヴァイオリン協奏曲ニ長調 Op.612. ヴァイオリン・ソナタ第9番イ長調 Op.47『クロイツェル』(ラドゥロヴィチ&アレクサンダル・セドラー編、ヴァイオリン・ソロと弦楽合奏版) ネマニャ・ラドゥロヴィチ(ヴァイオリン) ドゥーブル・サンス 録音時期:2022年12月6-10日 録音場所:セルビア、ベオグラード、Kolarac Concert Hall 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) ワーナーミュージック・ジャパン取り扱い輸入盤のみ、日本語解説書付・帯付きPowered by HMV