USインディーの重鎮バンドでありテン年代のインディーシーンを席巻し今なお進化を続けるバンド、アニマル・コレクティヴが2023年のアルバム『Isn't It Now?』を〈Domino〉からリリース!!先日22分におよぶ大作「Defeat」を発表し、話題を呼んだ中でリリースされる本作は、バンドメンバーのエイヴィー・テア、パンダ・ベア、ディーケン、ジオロジストの4人と、ディアンジェロ、カマシ・ワシントン、ザ・ルーツらを手がけたグラミー賞受賞プロデューサー、ラッセル・エレヴァードとの共同プロデュース作となり、エレヴァードはミックス作業にも参加している。アニマル・コレクティヴは、メンバーにとって常に遊び場であり、新しいアイデアや影響を取り入れるためのオープンな空間であり、あらゆる物事に「じゃあやってみよう」という思いだけでトライできる自由なプロジェクトであり続けている。たぶんそれは、パンダ・ベアにしてみれば、自分のドラムにより集中できるということかもしれないし、ディーケンにしてみれば、いっそう深くピアノ演奏を掘り下げられるかもしれないということだ。もしくは、エイヴィー・テアやジオロジストに、ルネッサンス音楽(グレゴリオ聖歌、ハーディガーディ、美しいポリフォニー)への興味を大いに抱かせる余地を与えているかもしれない。そういう衝動が『Isn't It Now?』の真髄である。この驚異的なアルバムは、アニマル・コレクティヴにとって、喜びに満ちた回り道だらけの旅路に立つ、魅力的なランドマークである。64分におよぶ『Isn't It Now?』は、アニマル・コレクティヴにとってこれまででいちばん長いアルバムである。そのうちの約3分の1をしめる「Defeat」は、希望に満ちた忍耐を歌った、魅惑的で爆発的な頌歌である。しかし、この楽曲は不思議なほどシンプルな表現で、真に迫った不安の余波や、美しさやノスタルジアや前進や悲しみや希望を感じさせ、聴く者を歓迎し、ゆっくりとした呼吸で送りだす。彼らは最大で24チャンネルを使用し、たった12日でこの作品を完成させた。これは『Time Skiffs』のツアーでこれらの曲を披露しただけでなく、彼らが再び同じ部屋で共に取り組むことで、落ち着いて作業に没頭しモチベーションがあがっていたことの証でもある。エレヴァードともすぐに打ち解け、互いの経験は全く異なっていたが、そこから新たな領域へと進んでいくことができた。『Isn't It Now?』は、アニマル・コレクティヴにとってこれまでにないほど共同的で協力的な作品であり、過去に書いたベスト・ソングのいくつかにその言い知れぬ親しみを偶然にも提供している。ここに収めた9曲は、最初から最後まで、姿勢と実行力が成功した作品だ。(メーカー・インフォメーションより)Disc11 : Soul Capturer2 : Genie's Open3 : Broke Zodiac4 : Magicians From Baltimore5 : Defeat6 : Gem & I7 : Stride Rite 8 : All The Clubs Are Broken9 : King's WalkPowered by HMV