『35の練習曲(エクササイズ)』としても知られるエルネスト・ケーラーの作品33 全3巻 35曲のうちの第2巻。12曲の中級練習曲が並ぶ。機械的な練習曲ではなく「楽しみを育む練習曲」として、親しみやすい旋律を演奏しながら音楽性と技術を身につけていくことができる。本版は1880年に出版されたZimmermann社の初版譜を底本として、原典版の指針に基づいて編集している。また、大きな音符による読みやすい楽譜は、演奏者が不要なストレスを抱えることなく演奏に集中するための土台となるだろう。NHK交響楽団首席フルート奏者であり、本作の録音(B-music)も行った神田寛明氏による監修。