もし、あなたが「今はピアノを弾いていないけれど、昔、習ったことがあって、バイエルは一応終了。<毎日お稽古>は負担になるし、練習曲で指を鍛え直すほど真剣にはなれない。でも、好きな曲を選んで弾けたらいいな。」と思っているのであれば、この曲集を絶対おすすめします。理由は明解。「へえ、あの曲、こんな名前だったんだ。」という、映画やテレビから流れてくる珠玉のクラシックならば、この100曲のどれか、だからです。各曲は原則2ページ、すこし大きな音符で「ハイライト」部分を、繰り返しをカウントしなければ24小節から60小節くらいにまとめています。ページのはじめに、かんたんな演奏アドヴァイスと、鍵盤上に弾き始めの位置を示すガイドが付いています。久しぶりのピアノだと、右手はともかく、左手がなかなか動かないものですが、それは織り込み済み。多くは短音、動きの最低原に押さえています。でも、「響き」という面は充分に考えてありますので、演奏がモダンに響くから不思議です。右手、左手とも全部の音符に指使いを書き込みました。これが工夫されていて、案外うるさく感じないのも不思議です。この第1巻では、全50曲のレパートリーを楽しめます。※本書は「ピアノ・ソロ 大人のための かんたん!すぐ弾ける!クラシック名曲100選 作曲家:ア行ータ行」(GTP01085305)と同じ内容です。