「いいの? 現役アイドルを口説く絶好のチャンスだよ?」 人気アイドル立石蘭は、俺に対してやたらと距離感が近い。眩しい笑顔でグイグイと迫られると俺こと、瀬武継陽の鈍さでもドキドキした。 そんな蘭は写真集の撮影で「夜虹島」に来ていたが、突然彼女のレプリカが現れ怪我人が出てしまう。 蘭を守るために一日マネージャーを引き受けた俺は、意志疎通のとれないレプリカに翻弄され続けるが……。「アイドルって残酷な仕事だね」 俺を誘惑する蘭の本音とレプリカが現れた理由を知った時、命がけの応援の先で待っていたのは──。 自分と向きあう、ちょっと不思議な分裂系(ギャップ)ラブコメ。第2弾。