平穏さを優先した俺は、正体を隠し通すと決めました。地下鉄で通り魔に襲われかけた後のインタビュー姿が可愛いとある女の子が『千年に一人の美少女』として一躍話題になった。「彼のおかげで助かった」と彼女が探すヒーローって……俺のことじゃないか!?その時俺は決めた。平穏な学校生活を送るため絶対に名乗り出ないと。しかし入学先の高校で例の美少女・ひなみと再会することに!?しかも俺の顔を覚えていないはずなのに「あなたの背中をどこかで見た気がする」と妙に懐いてきて……「命の恩人にお礼できてないのに恋をしても良いのかな?」熱っぽい目で見つめてくる俺がその恩人だとはまだ言えない。だけど、俺はお前を絶対守るよ。影のヒーローとして。