特集 新しき「楽」茶碗“楽茶碗”は桃山時代に茶人・千利休の意を受けて、樂家初代・長次郎が黒と赤の茶碗を制作したことに始まる。本特集では、個人作家の楽茶碗に注目し、始まりにして究極の楽茶碗を生み出した長次郎と自由な精神を持った光悦から、近代数寄者や宗教家、そして現代作家まで、楽茶碗の展開を紹介する。特集 新しき「楽」茶碗●楽の名碗ーー長次郎と光悦長次郎《太郎坊》《古狐》《ムキ栗》《匂当》本阿弥光悦《不二山》《雨雲》《雪峯》楽茶碗の魅力ーー長次郎と光悦 文・梶山博史(中之香雪美術館学芸課長)●近代数寄者の楽茶碗川喜田半泥子 山田山庵 小森松菴 大野鈍阿 出口王仁三郎●現代作家による自由な楽茶碗杉本玄覚貞光 安食ひろ 大前 悟 細川護光中村康平 アンドシュ・プローデル 柳下季器水野しづ 檜垣良多 谷本 貴 鈴木大弓 安食 潤陶芸家ヒストリー 坪井明日香フォーカス・アイ 伊藤 正 文・平澤 広(萬鉄五郎記念美術館学芸員)期待の新人作家 高橋 陽現代工芸の作り手たち 第12回 染織 大高美由紀 文・外舘和子(多摩美術大学教授)時代でたどる日本の陶芸 第7回 江戸時代2 文・外舘和子(多摩美術大学教授)展覧会スポットライト 「黄瀬戸・瀬戸黒・志野・織部ー美濃の茶陶」展 文・安河内幸絵(サントリー美術館主任学芸員)展覧会スポットライト 特別展 茶の湯の名碗「高麗茶碗」 文・赤沼多佳(三井記念美術館参事)陶芸実践講座 陶芸家と作る小物 第5回 青磁で作る花器 講師・明石 大陶芸マーケットプライス展覧会スケジュールHONOHO GEIJUTSU English Summary他