昭和のプロ野球では年俸1000万円がスーパースターの証だった。それが3000万円になり、1億に上がっていき、現在では、5億円以上の年俸を稼ぐプロ野球選手がいる。 しかし、プロ野球選手には寿命がある。どんなすばらしいスターも衰えとは無縁ではない。能力が年俸に見合わないと判断されればユニフォームを脱ぐことになる。そのときには当然、年俸はゼロになる。プロ野球以上に稼げる世界などどこにもない。 本企画ではプロ野球で「天国と地獄」を経験した元プロ野球選手に登場してもらい、お金にまつわる様々な話を徹底的に聞いていく。 たとえば……契約金はどこへ消えるのか? 「グラウンドに銭が落ちている」は本当か? なぜ大金は身につかないのか? 誰も教えてくれない税金の怖さ、成績不振でも年俸を下げない方法、絶対に認められない必要経費、誰もが行きたいあの球団、そして、お金よりも大切なものは何か? 現役を引退し、さまざまな仕事を経験したからこそ語ることができるプロ野球のお金の話ーー彼らの笑える話、泣ける話、ためになる話を1冊に!【CONTENTS】第1章 豪快すぎるサムライたち第2章 年俸交渉の罠第3章 球団移籍の明と暗第4章 FAはつらいよ……第5章 稼いだ金の使い方第6章 30代のセカンドキャリア【本書に登場する元プロ野球選手】愛甲猛/川崎憲次郎/礒部公一/GG佐藤/館山昌平/古木克明/大引啓次/中根仁/西川慎一/米野智人/小林太志/鵜久森淳志