商学部・経営学部の学生の多くが「経営学を勉強することにどんな意味があるのだろうか?」という疑問を抱いていることでしょう。「経営学は儲かる方法を教える学問なのか?それにしては、名経営者といわれる人たちがみな経営学を学んだわけでもないし、そもそも『儲かる方法』なんて学問の対象になるのか?」というもやもやした思いを持ったまま卒業していく学生も少なくありません。本書は、そういった経営学部生の「もやもや」を解消し、経営学を学ぶ意義をわかりやすく説き、戦略論、組織論、会計学、マーケティングといった経営学の各学問分野が、どのように相互につながっているのかを解説します。商学部・経営学部1年生だけではなく、社会人の学び直しにも役立つ一冊です。PART1 経営学とは 1 なぜ経営学を学ぶのか 2 学問としての経営学 3 経営学の全体像PART2 経済価値の追求 4 生産性にかかわる経営学 5 顧客価値の創造にかかわる経営学 6 経済価値の配分にかかわる経営学 7 価値の測定にかかわる経営学PART3 不確実性と社会性への対応 8 イノベーションI 9 イノベーションII 10 社会との調和CONCLUSION 企業の存在価値と経営者の役割