本シリーズは、日本語教員試験に出題される分野の中で特に重要な「文法」「音声」「教授法」を取り上げ、試験対策に役立てるための教材です。「音声」では、日本語の音の単位と仮名、アクセント、韻律、音素と音声記号、音声器官と母音、子音、特殊拍、音韻などを全9章で扱います。各章の冒頭で「実力診断クイズ」を解いたあと、学習項目についての解説とワーク(問題)に取り組みます。解説では、多くの図表で分かりやすく発音のしくみや注目すべきポイントを紹介しています。また、各学習項目は基本的に見開き2ページで構成されており、初学者の方や音声分野に苦手意識のある方でも、スモールステップで着実に学習を進めることができます。章末にはどのくらい力がついたか腕試しができる「実力診断テスト」を収録しました。試験対策だけでなく、教室での音声指導にも役立てられる一冊です。