モルドコヴィチ・プレイズ・バツェヴィチ&エネスコシャンドス初期の時代から現在まで長きに渡ってレコーディングを行ってきたロシア生まれの女流ヴァイオリン奏者リディア・モルドコヴィチ。モルドコヴィチが教授&名誉会員として所属するロンドンの王立音楽院から貸与されたストラディヴァリウスを弾いての久々のレコーディングは、エネスコ&バツェヴィチのソナタ集。20世紀有数の女流ヴァイオリン奏者であり、作曲家としても当時のポーランドを代表する存在だったバツェヴィチ。ここでは大きな自動車事故に遭い長い入院生活を克服した後に書かれた「パルティータ」など、再評価が進むバツェヴィチの知られざる作品に触れることが出来る。またブラームス、フランクやフォーレからの影響が見られるエネスコのソナタ第2番は、ルーマニアの民族音楽を採り入れる前のエネスコの作風を知れる作品である。熟成されたベテラン奏者の衰えぬ情熱と東欧の音楽のコンビネーションが楽しみ。(東京エムプラス)・エネスコ:ヴァイオリン・ソナタ第2番・バツェヴィチ:ヴァイオリン・ソナタ第3番・バツェヴィチ:ソナタ・ダ・カメラ・バツェヴィチ:パルティータ リディア・モルドコヴィチ(ヴァイオリン) イアン・ファウンテン(ピアノ)Disc11 : エネスコ:ヴァイオリン ソナタ第2番2 : グラジナ・バツェヴィチ(1909 - 1969):ヴァイオリン・ソナタ 第3 番、ソナタ・ダ・カメラ、パルティータPowered by HMV