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モーツァルトへのオマージュ、記念年の委嘱作品の日本初演1991年のミュンヘン国際コンクール・ピアノ部門において最年少最高位を受賞し、その後はパリを拠点に精力的な活動を続けているピアニスト児玉 桃。フランス作品、とりわけメシアン作品では高い評価を得ています。その才能を名プロデューサーのマンフレート・アイヒャーに認められ、2013年にラヴェル、メシアン、武満 徹の作品を収録した初のECM作品をリリース、美しい音色と知性溢れる演奏で多くのファンを魅了しました。2017年のECM2作目ではドビュッシー晩年の名作『練習曲』に、21世紀に書かれた細川俊夫のエチュードをはさんだ異色のアルバムを創り上げ、大きな話題を呼びました。 本作はそれから約4年振り、ECM3作目となるリリース。2006年12月に水戸芸術館のコンサートホール「ATM」で行われ好評を博した、小澤征爾と水戸室内管弦楽団との公演をパッケージ化。モーツァルトのピアノ協奏曲第23番と、同曲へのオマージュとして2006年に作曲され、この公演が日本初演となった細川俊夫の『月夜の蓮 - モーツァルトへのオマージュ - 』を収録しています。透き通ったピアノの響きと、本作がECM初登場となる小澤征爾の指揮による水戸室内管弦楽団の瑞々しい演奏が鮮やかな印象を残す、ファンのみならず児玉 桃本人も商品化を切望していた、注目の作品です。世界初演も児玉本人が手掛けた細川作品と、そのオマージュのもととなったモーツァルト作品のカップリングというコンセプチュアルな内容を高音質で定評のあるECM盤でお楽しみ下さい。 細川俊夫の『月夜の蓮』は、北ドイツ放送(NDR)からモーツァルト生誕250周年を記念して作曲を委嘱されて書かれた作品で、モーツァルトのピアノ協奏曲から好きな作品を1曲選び、それと同一の楽器編成で新作を作曲するというものでした。細川氏はピアノ協奏曲の第23番を選び、完成された『月夜の蓮』は児玉 桃が2006年にハンブルクで世界初演を行いました。そしてその年の12月、小澤征爾&水戸室内管弦楽団との共演で日本初演となった公演を収めたのが当アルバム。原曲であるモーツァルトの第23番の協奏曲と、細川俊夫の『月夜の蓮』が同時に演奏された貴重な演奏会の記録です。(輸入元情報)【収録情報】1. 細川俊夫:月夜の蓮(ピアノとオーケストラのための)2. モーツァルト:ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488 児玉 桃(ピアノ) 水戸室内管弦楽団 小澤征爾(指揮) 録音時期:2006年12月7-9日 録音場所:茨城県、水戸芸術館 録音方式:ステレオ(デジタル/ライヴ) 日本初演録音(1)Disc11 : Lotus Under the Moonlight for Piano and Orchestra2 : Allegro3 : Adagio4 : Allegro assaPowered by HMV
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