貴族至上主義の従兄と婚約を破棄したアナベルは、王都で公爵との偽装婚約に応じる。婚約披露の場で、五百年に一人といわれる上級魔法使いであることも公表したアナベルは、あっという間に貴族界の話題の中心になるのだった。様々な思惑がうごめく中、アナベルは市井で魔法屋を営む祖母を手伝いながら、婚約者を支えるために貴族令嬢との縁を深めていくのだがー。「私の魔法は、誰の指図も受けません!」偽装婚約のその次は…なんと王宮魔法使いの長官が公爵様の刺客に!?貴族が織りなす虚飾の世界に勧善懲悪で楔を穿つ。スッキリ系の異世界ファンタジー第二弾、華麗に開幕!