アンスネス、絶頂期のモーツァルトの真価を描き出す。モーツァルトのウィーン時代の頂点である1785年と86年の2年間に書かれたピアノ協奏曲第20番〜第24番の5曲を軸にした傑作群を演奏・録音する、レイフ・オヴェ・アンスネスとマーラー・チェンバー・オーケストラによるプロジェクト「モーツァルト・モメンタム」の完結編です。 大作『フィガロの結婚』を書きあげた年である1786年編2枚組にもウィーン時代の傑作が綺羅星のごとく並びます。光と影とも言うべき対照的な作風であるピアノ協奏曲第23番と第24番を両端に置き、その中に室内楽2編、ピアノ・ソロのためのロンド、そしてコンサート・アリアを盛り込んでいます。第1弾同様、世界的な新型コロナの流行ゆえに予定された演奏会のキャンセルを余儀なくされましたが、幸いなことにコロナ下のウィーン・ムジークフェラインでセッション録音が実現しました。いずれもアンスネス初録音。 アンスネスは1970年、ノルウェーのカルモイ生まれ。ベルゲン音楽院で学び、1987年にオスロでデビュー。現在コペンハーゲンとベルゲン在住。「ノルウェー王国聖オラフ勲章」「ペール・ギュント賞」受賞。バッハから現代まで及ぶレパートリーを持ち、ヴァージン・クラシックスとEMIに録音後、2012年からソニー・クラシカルと専属録音契約を結んでいます。(輸入元情報)【収録情報】Disc1モーツァルト:1. ピアノ協奏曲第23番イ長調 K.488(カデンツァ:モーツァルト)2. レチタティーヴォとアリア(ロンド)『あなたのことを忘れろと?〜恐れないで、愛する人よ』 K.5053. ピアノ四重奏曲第2番変ホ長調 K.493Disc24. ピアノのためのロンド ニ長調 K.4855. ピアノ三重奏曲第3番変ロ長調 K.5026. ピアノ協奏曲第24番ハ短調 K.491(カデンツァ:不詳) レイフ・オヴェ・アンスネス(ピアノ、指揮) マーラー・チェンバー・オーケストラ(1,6) クリスティアーネ・カルク(ソプラノ:2) マシュー・トラスコット(ヴァイオリン:3,5) ジョエル・ハンター(ヴィオラ:3) フランク=ミヒャエル・グートマン(チェロ:3,5) 録音時期:2021年11月15-18日(1,2,4,6)&2020年2月21-25日(3,5) 録音場所:ウィーン、ムジークフェラインザール(1,2,4,6)&ブレーメン、ゼンデザール(3,5) 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション) レコーディング・プロデューサー:ジョン・フレイザー レコーディング・エンジニア:セバスティアン・ナットケンパー(1,2,4,6)、アーン・アクセルバーグ(3,5) アシスタント・エンジニア:ヴォルフガング・シーファーマイヤー、ベネディクト・シュレーダー(1,2,6) エディティング:ユリア・トーマスPowered by HMV