手練の限りを尽くしたF-ディースカウのジャンニ・スキッキ!プッチーニ:「ジャンニ・スキッキ」ディートリヒ・フィッシャーーディースカウ(ジャンニ・スキッキ), エルケ・シャリー(ラウレッタ), マルタ・メードル(ジータ), 他ヴォルフガング・サヴァリッシュ(指)バイエルン国立歌劇場管弦楽団, 合唱団録音:1973年12月7日今世紀最大の“知性派”歌手、フィッシャーーディースカウ。彼のシャープな演技力はあらゆる役に強烈な生命を与え、その強靭な説得力は聞くものを唸らせます。そんな彼がプッチーニのユニークな傑作「ジャンニ・スキッキ」を歌っていたというのですから、これはオペラファンなら身を乗り出さずにはいられないでしょう。1973年のミュンヘンでの上演(ドイツ語です)の録音です。ライブだけあって、スタジオ録音では時に気になるF-Dの分析的な歌い方よりも、ここでは悪乗りせんばかりの役者魂の方が上まわっています。壮年期のサヴァリッシュのピシッとした指揮ともども、プッチーニが甘いだけだと思っている方には、この辛口に決まった「ジャンニ・スキッキ」は非常に衝撃的でしょう。Disc11 : Lauretta Mia2 : La Vedete Firenze?3 : Oh Il Mio Adorato Papa4 : O Mio Babbino Caro5 : Firenze E Come un Albero FioritoPowered by HMV