ロシアの新星スドビンが、ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番初版に挑んだSACDハイブリッド盤。BISのイチオシ・ピアニスト、スドビンの協奏曲第2弾。 ラフマニノフのピアノ協奏曲第4番は3種の版が存在します。初版は1926年に完成され、メトネルに献呈されましたが、長すぎるのと音楽が難解なため大幅な改訂を施し、その第2版を出版しましたが、やはり評判が悪く、最晩年に再改訂をして現行版に至りました。ここに収められたのは初版で、他にはギンジンによるOndine盤があるのみ。現行版より長く、さらに超絶的となり、ピアノ協奏曲第3番と近い様相となっています。 メトネルのピアノ協奏曲第2番は、ラフマニノフから4番の協奏曲を献呈されたお礼に返した作品。これも長くて難しいですが、スドビンの颯爽とした演奏で一気に聴けてしまいます。(キングインターナショナル)【収録情報】・メトネル:ピアノ協奏曲第2番ハ短調 Op.50・ラフマニノフ:ピアノ協奏曲第4番ト短調 Op.40(1926年原典版)・ラフマニノフ/スドビン編:春の洪水 Op.14-11 エフゲニー・スドビン(ピアノ) ノースカロライナ交響楽団 グラント・レウェリン(指揮) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD SURROUNDPowered by HMV