バッハ:ギター編曲集ロシアのクラシック・ギタリストの先駆者、アルカディ・イヴァンニコフによる新録音。バッハのリュート作品と、イヴァンニコフ自身が編曲した作品を収録しています。 バッハが実際にリュートを弾いたという確証はありませんが、楽器の音に興味を持っていたことは明らかで、ヨハネ受難曲や追悼頌歌(BWV.198)でのリュートの微妙な使い方が見て取れます。リュートを特に意識して書かれたと思われる4つの組曲の中の、ホ短調 BWV.996とハ短調 BWV.997(ここではイ短調に移調)を録音。収録曲の選曲にもこだわりが見られます。4弦のヴァイオリンから6弦ギターへの適合を容易にするため、編曲においても細かな調整を行うなど、編曲者、演奏家として良法を模索しています。 バッハの最初の妻マリア・バルバラの突然の死を悼んで作曲されたと思われる崇高なシャコンヌで幕を閉じるニ短調パルティータは、バッハのピアノ以外の独奏楽器のための最も深い作品であり、ロシアの名手によるこの曲集のクライマックスにふさわしいものと言えるでしょう。(輸入元情報)【収録情報】Disc1J.S.バッハ:● 前奏曲 フーガとアレグロ 変ホ長調 BWV.998● 組曲ホ短調 BWV.996● 無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第2番イ短調 BWV.1003Disc2● 組曲ハ短調 BWV.997● 無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番ニ短調 BWV.1004● 前奏曲ニ短調 BWV.999 アルカディ・イヴァンニコフ(ギター) 録音時期:2017年12月 録音場所:モスクワ 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV