ゴーティエ・カプソン&ユジャ・ワンによる、炎が飛び散るかのような演奏!何年も前から親密なデュオを繰り広げるゴーティエ・カプソンとユジャ・ワン。「精緻かつ炎を散りばめたようなデュオ」と評される二人のスーパースターによる新しいアルバムは、2019年に開催された北米ツアー、カナダでの演奏後にスタジオ録音したもの。フランクのヴァイオリン・ソナタ(チェロ版)とショパンのチェロ・ソナタという全く性格の異なる2作品を並べることで、彼らの持つ魅力的な音楽性と技巧を多面的に魅せることに成功しています。 フランクのソナタでは、ゴーティエ・カプソンが息の長いフレーズを朗々と奏でるとともに、ユジャ・ワンは冒頭のゆったりとした旋律を思慮深く奏することで、ゴーティエの音を支えます。第1楽章では、まだ彼女は持ち前の超絶技巧を用いることはありませんが、却って作品の凄みを音のみで伝えています。そして楽章が進むに従いまさに「炎が飛び散るかのような」音の応酬となり、終楽章で大きなストーリーが完結する様は見事としか言いようがありません。また、ピアノが大きな比重を占めるショパンのチェロ・ソナタは、まさにユジャ・ワンの独壇場。同じくショパンの初期作品『序奏と華麗なるポロネーズ』も含め、恐ろしいまでの迫力で聴き手を圧倒し、ショパン晩年の名作の持つ深い音楽性を聴き手に改めて認識させます。ピアソラのタンゴがもたらす心地よい余韻も忘れられません。(輸入元情報)【収録情報】● フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ短調 FWV.8(チェロ版)● ショパン:序奏と華麗なるポロネーズ ハ長調 Op.3● ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65● ピアソラ:ル・グラン・タンゴ ゴーティエ・カプソン(チェロ) ユジャ・ワン(ピアノ) 録音時期:2019年4月11-13日 録音場所:カナダ、トロント王立音楽院、ケルナー・ホール 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV