アルブレヒト・マイヤー/モーツァルト・アルバム第1曲目から豊潤な音色と自然な語り口で聴くものを魅了するA.マイヤー。直前に発売されたバッハ・アルバムでは今作に通じる豊穣な音色に加え、好編曲が活きた作品となりましたが、今作はオール・モーツァルト・プログラムで構成された一枚です。前述の第1曲目における極上の美しさは特筆すべき点ですが、彼の美しさが最大限に引き出されるのは、なんといっても協奏曲の第2楽章(track.3)といえるでしょう。息の長いフレーズをゆったりと響かせ空間全てを柔らかく包み込む饒舌な歌いまわしは幸福感そのもので、アバドとマーラー室内管の好サポートがマイヤーの温もりある音色に更なる深みを与えているのも聴き所の1つと言えるでしょう。モーツァルト・フルートのためのアンダンテ ロ長調 K.315・オーボエ協奏曲 ハ長調 K.314・アリア《岸は近いと望んでいた》K.368・アリア《あなたを愛している人の望みどおり》K.577・ヴァイオリン協奏曲第7番ニ長調 K.271a/271iから アンダンテ、ロンド・レブルン:オーボエ協奏曲第1番ニ短調アルブレヒト・マイヤー(オーボエ)マーラー・チェンバー・オーケストラ、指揮:クラウディオ・アバド録音:2004年3月 レッジョ・エミーリア〈デジタル録音〉Disc11 : フルートのためのアンタ゛ンテ ロ長調 K.3152 : オーホ゛エ協奏曲 ハ長調 K.3143 : アリア 《岸は近いと望んでいた》 K.3684 : アリア 《あなたを愛している人の望みどおり》 K.5775 : ウ゛ァイオリン協奏曲 第7番 ニ長調 K.271a / 271iから アンタ゛ンテ、ロント゛6 : レフ゛ルン: オーホ゛エ協奏曲第1番 ニ短調Powered by HMV