単身赴任で初恋が甦る。怪しく色を変えて… 初恋の人・桐野花の中学時代に戻ったかのような真っ直ぐな好意、双方既婚者である事など忘れたかのような無邪気さなど天然すぎる行動に翻弄されつつも、桜木舜は心惹かれていく。だがかつて花を巡る恋敵であり、現在は仕事上のライバルとなった片山と花の、ただならぬ関係を思わせる愁嘆場を舜は目撃してしまう。妻子との狭間で舜の苦悩は深まる…!? 【編集担当からのおすすめ情報】 読み始めるとまず最初に思うのは、これは男性の身勝手な妄想をベースにしたお話ではないかと。しかし読み進めていくにつれ、ヒロイン花の奥に潜む不思議さが見えてくるはず。読み進むにつれストーリー自体が色合いを変えていく傑作です。