ヴォーン・ウィリアムズ本人も高く評価した『旅の歌』の名録音が復刻!レイフ・ヴォーン・ウィリアムズの知られざる作品、埋もれていた作品、未発表作品などを取り上げてきた、ヴォーン・ウィリアムズ協会の自主レーベル「アルビオン・レコーズ(Albion Records)」から、埋もれていた貴重な録音が復刻されます。 1954年の秋にロンドンで録音され、翌年に米「Westminster Records」からLPでリリースされたリチャード・スタンデン&フレデリック・ストーンによるヴォーン・ウィリアムズの『旅の歌』の初の全曲録音(ヴォーン・ウィリアムズの死後に発見され出版された『坂を上り、坂を下りた』を除く8曲)。この録音の存在はヴォーン・ウィリアムズ本人も知っており高く評価していたとされていますが、1960年代初頭に「Westminster Records」を買収した「ABC-Paramount Records」やその後原盤権を取得した「MCA」、そして現在原盤権を保有する「Deutsche Grammophon」からこれまでにリイシューされたことはありませんでした。ヴォーン・ウィリアムズ協会のロナルド・グレイムズは1959年に再発売された時の2枚のLPから、音の劣化を最小限に抑えてLPの原音にできるだけ近づけるため丁寧な復刻とリマスターを実施、この貴重な名録音が久しぶりにスポットライトを浴びることになりました。カップリングにもしばらく入手できなくなっていた録音を含むブリテン諸島の様々な作曲家による歌曲が収録されています。 リチャード・スタンデンはイギリスの多くの主要な音楽祭で歌い、BBCのリサイタルやコンサートの放送に数多く出演したほか、ヴォーン・ウィリアムズの指揮でバッハの2つの受難曲のソロを務め称賛されるなど、当時のヨーロッパでは名前を知られた歌手でした。フレデリック・ストーンはBBCのスタッフ伴奏者として1930年代からおよそ30年間にわたって活動し、BBCの放送のあらゆる場面で活躍したピアニストです。(輸入元情報)【収録情報】● ヴォーン・ウィリアムズ:歌曲集『旅の歌』● ヴォーン・ウィリアムズ:静かな午後● ヴォーン・ウィリアムズ:ウォーター・ミル● ヴォーン・ウィリアムズ:リンデン・リー● フレデリック・キール:3つの海水の歌● マイケル・ヘッド:6つの海の歌より第2曲、第6曲● チャールズ・ヴィリアーズ・スタンフォード:海の歌 Op.91より第1曲、第5曲● ジョン・アイアランド:海熱● アルバート・マリンソン:フォー・バイ・ザ・クロック● マルコム・デイヴィッドソン:クリスマス・キャロル● ピーター・ウォーロック:ストラットン船長の空想 リチャード・スタンデン(バス・バリトン) フレデリック・ストーン(ピアノ) 録音:1954年秋、ロンドン(モノラル)Powered by HMV