フィンランドで最初の重要な女性作曲家レイヴィスカの管弦楽作品集の第1弾!スタセフスカ率いるラハティ交響楽団による演奏でお届け!SACDハイブリッド盤。ウクライナ出身のダリア・スタセフスカ[1984-]はタンペレ音楽院でヴァイオリンと作曲、ヘルシンキのシベリウス・アカデミーでヴァイオリンとヴィオラ、ヨルマ・パヌラとレイフ・セーゲルスタムの下で指揮を学びました。2021/2022年のシーズンからラハティ交響楽団の首席指揮者を務め、ラハティ国際シベリウス・フェスティヴァルの音楽監督とBBC交響楽団の首席客演指揮者のポストにも就いています。2023年、「BBC Music Magazine」の「パーソナリティ・オブ・ザ・イヤー賞」を受賞しました。 新しいアルバムは、オッリ・ムストネンと共演したラウタヴァーラとマルチヌーのピアノ協奏曲に続く、ラハティ交響楽団首席指揮者としての録音の第2作。フィンランドで最初の重要な女性作曲家ヘルヴィ・レイヴィスカの管弦楽作品を録音するシリーズの最初のアルバムです。 レイヴィスカは1902年にヘルシンキで生まれ、エルッキ・メラルティンとアルトゥール・ヴィルナーにピアノと作曲を学びました。一般の聴衆がまだ「女性作曲家」に偏見を抱いていたとされる時代、シベリウス・アカデミーでライブラリアンとして働きながら管弦楽曲、室内楽曲、器楽曲、歌曲、映画のための音楽などを作曲しました。近年、注目される機会が多くなり、ピアノ協奏曲ニ短調と交響曲第1番変ロ長調のセッション録音(Hanssler Classic)が最近リリースされました。 管弦楽組曲第2番は、フィンランドの前衛的、実験的作風の映画監督ニュルキ・タピオヴァアラ[1911-1940]が1937年に作った「ユハ(Juha)」のために彼女が書いたスコアの4曲を組曲にした作品です。「春の到来(Kevaan tulo)」「ユモレスク(Humoreski)」「子守歌(Kehtolaulu)」「エピローグ(Epilogi)」。映画の基になったユハニ・アホ[1861-1921]の同名小説は、アーレ・メリカントとレーヴィ・マデトヤのオペラの原作にも使われています。 交響曲第2番は、レイヴィスカが後期ロマンティシズムのスタイルから対位法によるポリフォニーと線的なアプローチに移ろうとしていた時期、1954年に作曲されました。第1楽章「アンダンティーノ・クワジ・アレグレットーピウ・アニマート・エ・リトミコ」、第2楽章「アレグロ・モルト」、第3楽章「アンダンテ・カンタービレ」の3楽章の作品です。1955年4月5日、ニルス=エーリク・フォウグステットがフィンランド放送交響楽団を指揮、ヘルシンキで初演しました。 シンフォニア・ブレヴィス(Sinfonia brevis=短い交響曲)は1962年に作曲され、1972年に改訂された作品です。単一楽章で書かれ、ポリフォニーと線的スタイルが印象を残す作品です。エーリク・クロンヴァル指揮ヘルシンキ・フィルハーモニックによる録音で初めて演奏され、その後、ラジオ放送でしばしば演奏されています。(輸入元情報)【収録情報】レイヴィスカ:1. シンフォニア・ブレヴィス Op.30(1962 rev.1972)2. 管弦楽組曲第2番 Op.11(1937-38)(春の到来/ユモレスク/子守歌/エピローグ)3. 交響曲第2番 Op.27(1954) ラハティ交響楽団 ダリア・スタセフスカ(指揮) 録音時期:2023年1月2-5,7日(1,3)、5月12,13日(2) 録音場所:フィンランド、ラハティ、シベリウスホール 録音方式:ステレオ(DSD/セッション) SACD Hybrid CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.0 SURROUND 制作:インゴ・ペトリ 録音エンジニア:シュテファン・レー BIS ecopakPowered by HMV