本書は,大学生として誰もが共通に社会へ出る前に「自分の健康は自分で守る」ことを頭で理解して体で実践することができる心身共に健康な社会人となるための学ぶべき基礎的な教養として,健康や体力に関する調査や測定並びに食事バランス診断や日常の運動量測定,さらに,実技種目におけるトレーニング方法を学習するためのテキストとしてまとめられている.本書のテーマは「正しい運動実践と生活習慣による生活習慣病の予防のための基礎的な知識の理解と技能の習得」である.ねらいは,読者自身が体力レベルと健康状態,食生活と日常運動量等を測定診断・評価することにより,自分自身の生活習慣を認識させ,生活習慣病を予防するための基礎的な知識を学び,自分自身で生活習慣を見直して改善するための積極的な健康行動を動機付けする.その後に実技を通して生活習慣病予防のための運動実践習慣を身に付ける.さらに,より深くスポーツを学び,より楽しく実践し,新たなスポーツを自分達の手によって作り上げる体験をすること.これらによって,スポーツを一生涯継続的に実践していく基礎的な力を身に付けさせることをねらいとしている.第1章 スポーツ・健康演習 〜講義・演習編〜 1.健康と体力の定義および健康の実態 2.体力の測定と評価 3.健康を維持するための食生活 4.生活習慣病の予防と健康行動第2章 スポーツ・健康演習 〜運動実践編〜 1.バドミントン 2.フィットネス 3.卓球 4.中国健身法 5.ウエルネス第3章 スポーツ実技 〜実技編〜 1.バスケットボール 2.バレーボール 3.ラケットスポーツ 4.ベース型スポーツ 5.シェイプアップ 6.中国武術 7.ニュースポーツ 〜室内〜 8.クリエイティブスポーツ 9.カンフー体操第4章 マシントレーニング提出用紙(愛知大学体育分野科目登録カード/健康調査質問用紙/体力測定カード/身体組成測定用紙/有酸素運動実施記録カード/レジスタンストレーニング記録表(フリーウエイトトレーニング)/レジスタンストレーニング記録表(マシントレーニング)/スポーツ・健康演習「歩数・エネルギー消費量」提出用紙/スポーツ・健康演習「食事バランス診断」提出用紙/レポート提出用紙)