絶賛を博した鬼才アファナシエフの瞠目すべきベートーヴェン第2弾! 異能ぶりを発揮、聴き手を再度挑発!異才・鬼才と呼ばれるアファナシエフの演奏スタイルは、極めて斬新かつ先鋭なもので、独特のデュナーミクとアゴーギク、時には極度に遅いテンポ、弾きながら思索するかのような、身ぶり豊かな演奏姿で常に聴衆を魅了するとともに賛否の渦を巻き起こしてきました。作曲家・作家としての顔も持ち、多彩で超個性的な芸術活動を精力的に展開しています。 このアルバムは、アファナシエフの初の協奏曲録音となったベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番&第5番「皇帝」に続く第2弾で、ピアノ協奏曲全集の完結編となります。 アファナシエフとスダーンの顔合わせは、2001/02年のシーズンにザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団の定期公演におけるベートーヴェンの協奏曲全曲サイクルで実現し、2002年の4月にはアメリカ・ツアーも行って絶賛を博すという好評ぶり。 ベートーヴェンの「皇帝」は1999年に「東京の夏音楽祭」のオープニングで東京交響楽団と弾いて大きな話題を巻き起こしましたが、シューマンのピアノ協奏曲を40分以上もかけた激遅テンポで弾いたこともあるアファナシエフだけに、このディスクでも異能ぶりを発揮し、聴き手を挑発するレコーディングとして大きな話題になった第3番&第5番「皇帝」に続く興味深い演奏を繰り広げています。■ピアノ協奏曲 第1番 ハ長調 作品15 [43:21] 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [20:30] 第2楽章 ラルゴ [12:59] 第3楽章 ロンド アレグロ・スケルツァンド [09:52]■ピアノ協奏曲 第2番 変ロ長調 作品19 [33:18] 第1楽章 アレグロ・コン・ブリオ [15:54] 第2楽章 アダージョ [10:43] 第3楽章 ロンド [06:41]■ピアノ協奏曲 第4番 ト長調 作品58 [42:22] 第1楽章 アレグロ・モデラート [23:29] 第2楽章 アンダンテ・コン・モート [06:53] 第3楽章 ロンド ヴィヴァーチェ [12:00]ヴァレリー・アファナシエフ(p)ユベール・スダーン(指揮) ザルツブルク・モーツァルテウム管弦楽団2001年11月21、22日(第1番&第2番)2002年3月20、21日(第4番)ザルツブルク、モーツァルテウム大ホールにおけるライヴ録音 ヴァレリー・アファナシエフ1947年9月8日モスクワに生まれ、モスクワ音楽院でギレリスらにピアノを師事。1968年にライプツィヒのバッハ国際コンクールで優勝、1972年にはエリーザベト王妃国際コンクールで優勝。その後、旧ソ連でモスクワ・フィルやレニングラード・フィルと共演したり、国内ツアーを行うなどしたものの、1974年に西ヨーロッパ(ベルギー)に亡命、フランスを本拠地に新たな出発を開始。ベルリン・フィルやロイヤル・フィルなどメジャーなオーケストラと共演する一方、ヴァイオリニストのギドン・クレーメルとデュオを組んで録音を行い、ヨーロッパだけでなく、アメリカ、日本などでリサイタルを開催。日本にもクレーメルとともに1983年に初来日、以後次々に来日し、中沢新一、浅田彰をはじめとする思潮界のオピニオンリーダーを含む熱烈なファンも増加中。Disc11 : Afanassiev, Valery - Konzert Fuer Klavier Und Orch2 : 1. Allegro Con Brio3 : 2. Largo4 : 3. Rondo: Allegro Scherzando5 : Afanassiev, Valery - Konzert Fuer Klavier Und Orch6 : 1. Allegro Con Brio7 : 2. Adagio8 : 3. Rondo: Molto AllegroDisc21 : Afanassiev, Valery - Konzert Fuer Klavier Und Orch2 : 1. Allegro Moderato3 : 2. Andante Con Moto4 : 3. Rondo: VivacePowered by HMV