商品の説明

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当店担当が長野県のT'sの工房現地へ訪問し選定して来た、トップクラスに美しい杢を持つフレイムメイプルやバリ虎のローストフレイムネック、そして音の甘さと立ち上がりの速さを両立した上質なインディアンローズウッド指板材を採用した、超一押しのDST-Pro24がようやく入荷致しました!!
約1年以上待ちましたが、これ以上はないレベルに最高のルックスに仕上がっております!


王道のメイプルと言えば、フレイムメイプルとキルトメイプルですが、今回は当店担当が愛してやまないウォーターフォールバールメイプルをトップ材に使用しました。
最近キルトやフレイム並みに強い人気を誇るバールメイプル(木の瘤の部分)ですが、その中でもその唯一無二の表情ゆえに希少とされる材が、ウォーターフォールバールメイプルです。
ウォーターフォールバールは、ブックマッチでトップ材にした際に、ボディー中央から放射状に無数の杢目が走る様なルックスをしております。

この杢目の感じはフレイムメイプルやキルトメイプルでは決して見る事が出来ない、神秘的な美しさです。
ただ放射状のラインが走るだけではなく、バールメイプルらしい圧縮された様な杢や節等、様々な表情を内包したルックスとなる為、どんな塗装をしても単調にならずアグレッシブなルックスになります。

私がT'sの工房へ訪問しようと考えたのも、ウォーターフォールがT'sに入荷したという情報を得た事が最大の理由でした。


また、ネック材に関しましてもT'sの工房にストックしてあった5Aローステッドフレイムメイプルの中でも特に激しい虎杢を持つ材をセレクトし採用しております。
5Aローストフレイムの中でも様々なタイプの杢目がありますが、当個体は中でも特にワイドで杢目の一つ一つが深い材をセレクトしておりました。



最高の杢目と色味が組み合わさった最高のルックスの当個体ですが、塗装にも大変拘りました。
当個体のバールメイプルは、丁度上部の部分に節の様な円形の杢がたくさん出ていたので、火の粉を散らす炎の様なルックスになるだろうと材を見たときから感じておりました。
そこでファイアーブレスというPRS系のカラーを採用し、トップの杢目にマッチしたルックスとなりました。

ダークな赤・オレンジ系のカラーですが、T'sさんの塗装技術により、昏い色合いにも関わらず透明感溢れる美しい色合いに仕上げて頂きました。


塗装の透明感に加え、ハードウェアはシルバーパーツが採用されているので、より透明感を感じさせる印象となっております。




全体的に非常に美しいルックスに仕上がりとなった当個体は、"ルックスだけの個体"ではありません。
次にサウンドや演奏性に関しても記載させて頂きます。


当個体は軽量なアルダーをボディーバックに使用しております。
アルダーをボディーバックに採用した事も手伝い、程よいキレと色気を持つ個体に仕上がりました。
クリーンからハイゲインサウンドまで幅広く使用が出来る様に考慮して製作している当個体でございますが、やはりハイゲインサウンドは格別でございます。




サウンドの帯域的にも、ハイミッドからローミッド周辺の帯域に広がりのあるサウンドですので、サウンド全体に安定感と色っぽさが生まれております。
ギターの仕様としてはハイゲインでの使用を前提に考えておりますが、この色っぽさが存在する事でクリーンでも非常に心地よいトーンを味わえるというのも当個体の特徴です。


指板に関しましては、サウンドの程よい柔らかさや色っぽさをフォーカスする為にインディアンローズを採用しました。
真っ黒な指板を採用するのではなく、インディアンローズの中でも特に反応が速く明瞭なサウンドを持つ材をセレクトしておりますので、悪いローズ特有の籠った感じや反応の悪さはなく、エボニーに勝らずとも劣らないレベルに速い反応を持つギターに仕上がっております。







ピックアップに関しても拘りを持った内容でオーダーしております。
T'sのピックアップはパッシブのピックアップでありながらも、滑らかで余裕のあるハイパワーなサウンドを得意とするT'sオリジナルピックアップは非常に優秀で、耳障りな粗さを一切感じさせないサウンドに仕上がっております。
それでいながらも、しっかりとエッジ感を感じる事が出来る為、刻みを優先的に行うプレイヤーにとっても全くストレスを感じられないサウンドです。


今回当個体にはフロントから順に"DH-450/DH611をそれぞれ採用しております。

DH-450とDH-611はそれぞれ出力差が異なります。
基本的にフロントとリアPUの出力差はあまり出ない様に統一するのがセオリーではありますが、今回当店のオーダーではリアPUとフロントPUの役割を明確に分けて使用出来る様に考えていた為、上記の様な差を意図的に作った仕様に致しました。



リアPUにはT'sの中でも最も出力の高いDH611を搭載したので、リアではバッキングやリフ等パワー感を重視した余裕のある歪みを作る事が可能です。
パワー感があると言えども、T'sのハムバッカーは音が潰れきる事がなく一本芯の通った分離感もございますので、輪郭のあるサウンド重視の方もお楽しみ頂けます。

フロントPUには滑らかで味のあるトーンから程よくパワー感のあるサウンドまで幅広くカバー出来るDH450を採用しております。
このPUは、クリーンからリードサウンドに至るまでバッチリと対応可能なPUである為、深みと艶のあるクリーンサウンドもメロウで色気溢れるリードプレイも気持ちよくプレイ出来ます。

また、各PUを独立してコイルタップが出来る様に2つのミニスイッチを搭載しておりますので、各PUのミックストーンでもどちらのPUをハム/シングルまたは両方のPUをハム/シングルにするかを選択する事が可能です。




最後にこちらのギターを含めた、T'sのギター共通の特徴ですが、バズフェイトンシステムを搭載したギターであるからこそ、和音の美しさやピッチの安定性は抜群のクオリティーを誇ります。
ピーターソンのチューナー等をご利用いただければバズフェイトンシステムを最大限活用出来ます。

フレットにはミディアムジャンボサイズにステンレスフレットを採用しているので、非常に演奏性が高いギターに仕上がりました。
滑らかなチョーキングやビブラートを得意としている上に、音の立ち上がりが早く煌びやかなトーンとなりますので、現代音楽をプレイする上で理想的なギターとなっております。


国産ブランドの中でも最高峰の一角に数えられる、T's Guitarsが送り出す最高級モデル"DST"を是非一度お試し下さいませ。


ルックスから演奏性、サウンドのどれもを最高水準に高める事が出来た当個体をご検討下さい。