作品ゆかりの地に響くあたらしい感性新進アンサンブルの目の醒めるような演奏おどろきのネオ・バロック新曲もフルーティストのタヤ・ケーニッヒ=タラセヴィチと、チェリストのバルトロメオ・ダンドロ・マルケージによってパンデミック中に設立された新進古楽アンサンブル「ヴェリタ・バロック」によるデビュー盤。 バッハとテレマンの作品をゆかりのバロック様式のお城で録音するという贅沢な試みで、それぞれの場所で異なる音響効果が感じられます。演奏がまた魅力的。構えてしまいがちな名曲を並べていながら、肩肘はらないリラックスした柔軟な語り口。豊かな残響ともきれいに溶け合っています。 最後にアンサンブルのレジデンス・コンポーザーであるステファン・ヨハネス・ハンケ[1984-]の委嘱作品を収録。バロック編成のために書かれ、始めこそユニゾンを軸としたトゥッティを思わせますが、大胆な発想と爽快な疾走感でぐんぐん音楽が前進。各楽器のソロが入り乱れるネオ合奏協奏曲といった趣も。アルバム全体を通して、若い音楽家のあざやかな視点に目の醒める思いがする1枚です。(輸入元情報)【収録情報】1. J.S.バッハ:ブランデンブルク協奏曲第5番ニ長調 BWV.10502. テレマン:フルート、ヴァイオリンとチェロのための協奏曲イ長調 TWV53:A2(ターフェルムジークより)3. J.S.バッハ:管弦楽組曲第2番ロ短調 BWV.10674. テレマン:4声のソナタ第2番ト短調 TWV43:g1(パリ四重奏曲第4番)5. ハンケ:ヒトデの反逆2(Starfish Rebellion II) ヴェリタ・バロック・アンサンブル 録音: 2022年6月8日 ドイツ、ケーテン城(1) 2022年7月27日 ドイツ、ゾンダースハウゼン城(2) 2022年11月16日 ドイツ、ラティンゲン、ヴァッサーブルク・ハウス・ツム・ハウス(3) 2022年4月26日 ドイツ、ヴォルフスブルク城(4) 2022年12月16日 ドイツ、ゾンダースハウゼン(5)Powered by HMV