その有用性が十分に理解されていない株主間契約について、現行法の中で理論的、実務的に解明するとともに、紳士協定などではなく、法的拘束力があり強制執行可能な実効性ある契約であることを詳解!親族に後継者がいない中小企業において、会社を理解する最適な後継者としての従業員が、高額な費用や税金等の課題を乗り越えて事業を承継するための実務とノウハウを株主間契約の骨子を示しつつ提示!総論では、株主間契約の法的性質や株主間契約の会社に対する効力、定款や種類株式など株主間契約に類似する諸制度との比較検討を通じ、株主間契約の法的有用性を解析!各論では、現経営者が従業員たちに事業を承継させたいと考えたときに生じる課題とそれを克服するための株主間契約を活用した方法を具体例を用いて解説!企業の事業承継について助言する弁護士、司法書士等の法律実務家、税理士、研究者、とりわけ中小企業の経営者や法務部担当者に最適の書!第一編 総論 第一部 名義株式と株主間契約 第二部 株主間契約の基礎 第1章 契約自由の原則 第2章 株主間契約の法的性質 第3章 株主間契約の会社に対する効力 第三部 株主間契約の種類 第1章 共同事業開始段階での株主間契約 第2章 中小企業における株主間契約の種類第二編 株主間契約の効力 第一部 議決権拘束株主間契約 第二部 株主間契約の履行強制 第1章 基礎的留意事項 第2章 強制執行・仮地位仮処分 第3章 取締役会における株主間契約第三編 各論 第1章 従業員持株会による親族外事業承継の株主間契約 第2章 従業員持株会の株式会社化 第3章 長期議決権吸収信託分割株主間契約