アーベントロート/ベートーヴェン:交響曲第1番、第4番、第6番「田園」,第9番「合唱」、R.シュトラウス:ドン・キホーテ(3CD)アーベントロートの最高傑作と目されるのが、第九をはじめとするベートーヴェンの交響曲。ここではR.シュトラウスの「ドン・キホーテ」も収録して、作品のドラマの面白さを大きな起伏でフルに引き出した名演奏を味わうことができます。音質もモノラルながらバランスの良い聴きやすい水準にあります。 今回は「エテルナ・オリジナル・マスター・シリーズ」からの登場で、マスターテープから新たなマスタリングがおこなわれているため、音質向上が期待されるところです。 なお、ブックレットには使用したマスターテープの箱の写真も掲載されており、歴史的ドキュメントとしてのリアリティもあります。マスタリング・エンジニアはいつものクリストフ・シュティッケルが担当。 収録情報Disc 1●ベートーヴェン:交響曲第1番ハ長調 Op.21 ライプツィヒ放送交響楽団 録音:1949年、ライプツィヒ●ベートーヴェン:交響曲第6番ヘ長調 Op.68「田園」 ライプツィヒ放送交響楽団 録音:1950年6月18日、ライプツィヒDisc 2●ベートーヴェン:交響曲第4番変ロ長調 Op.60 ライプツィヒ放送交響楽団 録音:1949年12月4日、ライプツィヒ●R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」Op.35 フェルディナント・ダニー(チェロ) ヘルマン・ヴィルケ(ヴィオラ) ベルリン放送交響楽団 録音:1955年1月22日、ベルリン、SRKザール1Disc 3●ベートーヴェン:交響曲第9番ニ短調 Op.125「合唱」 エディト・ラウクス(ソプラノ) ディアナ・オイシュトラーティ(アルト) ルートヴィヒ・ズートハウス(テノール) カール・パウル(バス) ライプツィヒ放送合唱団 ライプツィヒ大学合唱団 ライプツィヒ放送交響楽団 録音:1951年6月29日、ライプツィヒ ヘルマン・アーベントロート(指揮) マスタリングについて〜クリストフ・シュティッケル(マスタリング・エンジニア)ETERNAテープをリマスタリングする際の前提は、オリジナル・サウンドを変えることなく可能な限り最高の状態でオリジナル・サウンドを再現することでした。 全ての作業はオリジナルのアナログ・マスターテープに基づき、マスタリングはそれぞれのテープに対して細心の注意を払って行われました。 アナログ領域のみでサウンド処理されたアナログ信号を96kHz / 24bitの高品位デジタル化後に44.1kHz / 16bit化されました。 また、デジタル領域においてもノイズの除去や、オリジナル・サウンドに影響を与えるその他の修復は行わず、必要最小限のテープ・エラーとテクニカル・クリックのみの修復が行われました。 各種リンク【CDトラック番号別 曲目紹介】●Disc1 ベートーヴェン:交響曲第1番、第6番「田園」●Disc2 ベートーヴェン:交響曲第4番、R.シュトラウス:交響詩「ドン・キホーテ」●Disc3 ベートーヴェン:交響曲第9番「合唱」【アーベントロート関連】●アーベントロートとソ連●アーベントロートとナチ●アーベントロートと戦後【年表】Powered by HMV