ショパンが愛したもうひとつの楽器、チェロガスティネル&デゼール、黄金コンビによる風格漂うショパン!アンヌ・ガスティネルがショパンを録音しました。長年共演を重ねている名手にして教師としても名高いクレール・デゼールとのデュオです。有名な変ホ長調ノクターンのチェロとピアノ版によってCDは始まりますが、まるでショパンのサロンに足を踏み入れたかのような、実に親密な空気の演奏で、音と音の間に漂う薫り高い空気までもが音楽となって聴こえてくるようです。ソナタでのデゼールの前奏はカッチリしていながら即興性と熱に満ちている品格漂うもの。続くガスティネルのソロも、終始控えめな表現で、それが却って作品のドラマティックさを際立たせております。すべての楽曲において、自由な歌心が迸りながらも、品格と厳格さも兼ね備えた、まさに大家の風格の演奏となっております。(輸入元情報)【収録情報】● ショパン:ノクターン 変ホ長調 Op.9-2(ポッパー編、チェロとピアノ版)● ショパン:チェロ・ソナタ ト短調 Op.65● 序奏と華麗なポロネーズ ハ長調 Op.3● ショパン=フランショーム:マイアベーアの『悪魔のロベール』の主題による協奏的大二重奏曲ホ長調 B.70● ショパン:ノクターン 嬰ハ短調 遺作(ピアティゴルスキー編、チェロとピアノ版) アンヌ・ガスティネル(チェロ/1690年製テストーレ) クレール・デゼール(ピアノ) 録音時期:2021年2月16-18日 録音場所:フランス、グルノーブル、MC2 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)【アンヌ・ガスティネル】1971年生まれ。4歳でチェロを始める。11歳でリヨン国立音楽院に入学、1986年に首席で卒業後、パリ国立高等音楽院に進学。コンクールで入賞を重ねるうちにヨーロッパで知られた存在となり、ヨーロッパに限らず日本、中国、南アフリカ、ブラジル、インドネシア、カナダ、北米などでも演奏活動を展開。2006年、ヴィクトワール・ミュジークのソリスト・オブ・ザ・イヤーを受賞(ヤング・タレント、およびベスト・レコーディングもその前に受賞)。1年間にわたり、パブロ・カザルスが使用していたマッテオ・ゴフリラーを特別に貸与された。現在は1690年製テストーレを演奏。2003年よりリヨン国立音楽院の教授を務めている。(輸入元情報)【クレール・デゼール】1967年生まれ。14歳でパリ国立高等音楽院に入学、審査員全員一致のピアノ部門最高位を、そして室内楽部門最高位を獲得。その後モスクワ音楽院でさらなる研鑽を積む。現在はリサイタルのほか世界最高の室内楽奏者として世界中の音楽祭に出演するなど活躍。ガスティネルとも長年共演を重ねている。パリ国立高等音楽院のピアノおよび室内楽の教授を務めている。2020年、アカデミー・デ・ボザールのPrix d'Interpretationを受賞。(輸入元情報)Powered by HMV