イタリア出身のプログレッシヴ・パワー・メタル・バンドDGMが、前作「Tragic Separation」(2020)の次作となる待望の11作目のスタジオ・アルバムを完成。このバンドの中心人物となるのが、ファンにはお馴染み、ミュージシャンとしてだけではなくプロデューサーやエンジニアとしても多方面で活躍する奇才シモーネ・ムラローニ。本作においても勿論作曲からプロデュース、ミックス、マスターに至るまで彼が八面六臂の活躍を見せている。約2年の構想を経て完成に至った本作は、それまでに作曲された膨大な楽曲の中から厳選に厳選を重ねて選ばれた楽曲が収録。20年以上の活動歴と10枚のアルバムをリリースした彼らが、自身のアイデンティティと楽曲へのアプローチをよりレベルアップさせたことを証明する作品として完成させた。DGMのトレードマークである力強いヴォーカル、テクニカルなフレーズ、ヘヴィなリフと交わる印象的でフックのあるメロディ・・・映画のようなドラマティックなストーリーが織りなす世界観はまさにDGMのみが作り出せる唯一無二の世界観として、ファンに新たなる感動を与えること間違い無し。耳の肥えた日本のプログレッシヴ・メタル・ファンを唸らせる新たな名盤が生まれたと言っても過言では無いだろう。