イタリア、ミラノでのヴィルヘルム・ケンプ!初出音源! 1978年のライヴ・レコーディング集!フランコ・グッリ、ラザール・ベルマンに続く「ダ・ヴィンチ・クラシックス(Da Vinci Classics)」の未発表ライヴ音源の復刻シリーズ第3弾は、イタリア、ミラノでのヴィルヘルム・ケンプ[1895-1991]の名演集! バッハからベートーヴェン、そしてシューマンやブラームスに至るドイツ音楽、特に古典派からロマン派にかけての音楽の演奏を得意としていた巨匠ヴィルヘルム・ケンプ。1978年の4月と10月のミラノでの演奏では、4回の全曲録音を行うなどケンプが最も得意としてたと言っても過言ではないベートーヴェンのピアノ・ソナタの中から第13番と第30番の2曲を取り上げており、スタジオとは条件が異なるライヴでのパフォーマンスに大きな注目が集まることでしょう。 また、ベートーヴェンの2曲以外の収録曲となるシューマン、ショパン、シューベルトの3作品は、いずれもケンプがスタジオ録音を行ったことがある重要なレパートリー。これらのライヴでの解釈、演奏もベートーヴェン同様、ケンプが遺してくれた非常に貴重な記録と言えるでしょう。 今回、ケンプのミラノでの未発表音源のデジタル・リマスタリングを担当したのは、現代のイタリアを代表するギタリストの1人であるダヴィデ・フィッコ。1997年よりプロのレコーディング・エンジニアとしての活動を本格化させたフィッコは、レコード・アカデミー賞にも輝いたラ・コンパーニャ・デル・マドリガーレの『モンテヴェルディ:聖母マリアの夕べの祈り』の録音を担当するなど実績も抜群です。(輸入元情報)【収録情報】1. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第13番変ホ長調 Op.27-1『幻想曲風ソナタ』2. シューベルト:即興曲 変イ長調 D.899-4, Op.90-43. ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第30番ホ長調 Op.1094. ショパン:夜想曲 第3番ロ長調 Op.9-35. シューマン:クライスレリアーナ Op.16 ヴィルヘルム・ケンプ(ピアノ) 録音時期:1978年4月3日(2,4,5)、10月31日(1,3) 録音場所:ミラノ(ライヴ) ライヴ・レコーディングス&アーティスティック・スーパーバイザー:ルカ・キエリーチ デジタル・リマスタリング:ダヴィデ・フィッコPowered by HMV