巨匠ルセ、フレスコバルディを弾くフレスコバルディは即興性と建築性を天才的に組み合わせた作曲家といえるでしょう。フレスコバルディはイタリアのマドリガーレに根差した豊かな歌と豊かな創意、そしてヴィルトゥオーゾ性に満ちた作品を残しています。 ルセは16世紀後半に作られたチェンバロで演奏しており、フレスコバルディの斬新な響きを見事に蘇らせています。旋法的なハーモニーはどこか古風に感じられるかもしれませんが、即興性を感じさせる自由なリズムは今なお聴き手を魅了します。カラヴァッジョの絵画のような繊細な光と影にも通じるような表情が見事に再現された1枚です。(輸入元情報)【収録情報】フレスコバルディ:トッカータとパルティータ集 第1巻● トッカータ第1番● パッサカリアによる100のパルティータ● トッカータ第9番● ロマネスクのアリアによる14 のパルティータ● トッカータ第8番● モニカのアリアによる11のパルティータ● トッカータ第10番● 第3のバレエ、クーラントとパッサカリア● トッカータ第3番● フォリアのアリアによるパルティータ● トッカータ第6番● 4つのクーラント● トッカータ第7番● バレエとシャコンヌ クリストフ・ルセ(チェンバロ/16世紀製、制作者不明、1736年リナルド・デ・ベルトニスにより一部改造) 録音時期:2018年11月10日 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV