▼第1〜9話『恋する星霊』●主な登場人物/稲本浩(銀座のホステスを車で送り届ける仕事をしている。15年前に離婚して妻子と別れた)、ケイ子(銀座のホステス。幼少の頃父親に虐待を受け、身体に火傷の跡がある)、矢沢世津子(稲本の別れた妻)、矢沢大吾(稲本の息子)●あらすじ/銀座のホステスを家まで届ける“送り”の運転手をしている稲本は、家族に逃げられ社会からもドロップアウトした“最低のオヤジ”。女達にも不愛想に接していたが、なぜかホステスの一人が彼に興味を持ち自宅へと誘惑する。ベッドで稲本が見たものは、胸から脇腹にかけ大きな火傷の跡が残る彼女の肢体だった…(第1話)。●本巻の特徴/オリジナル誌上で4か月半に渡って掲載された「恋する星霊」全9編を一挙収録。15年も投げやりな生活を続ける中年男・稲本と、幼児虐待を受け、心と体に傷跡を残すホステス・ケイ子。いつしか惹かれあい、関係を深めていく二人だが…。そんな折、母の遺骨を抱えた稲本の息子が突然現れて!?