室内楽作品集〜プーランク、シューマン、シャミナードチェリストのゴーティエ・カプソンが、新進音楽家がプロのキャリアを確立する手助けを目的として発足した「ゴーティエ・カプソン財団」。その録音の第2号として選ばれた3人の演奏家たちによる、それぞれの個性が表れた演奏。 チェリストのゴーティエ・カプソンは、アラン・アルティノグリュ(指揮)、フランク・ブラレイ(ピアノ)とともに主導する「ゴーティエ・カプソン財団(Fondation Gautier Capucon)」を、新進音楽家がプロのキャリアを確立する手助けを目的として発足。また財団を通して、新人音楽家は著名音楽家との共演機会や、ワーナー・クラシックスとの録音制作への道も開けるようにも援助していきます。 その録音の第2号として、マルティナ・コンソーニ、サラ・ジェグ=サジュマン 、ジェイン・ユーの3人の傑出した若い音楽家を紹介しています。 最初のプーランクでのチェリスト、ジェイン・ユーは、2002年韓国に生まれ、13歳でパリ国立高等音楽院に入学。アルト・ノラス、堤 剛らのマスタークラスに参加。2019-2022シーズンにルイ・ヴィトン財団より優秀チェロ賞を受賞。その後ゴーティエ・カプソンらとともにチェロ・アンサンブル・ツアーに参加するだけでなく、ヨーロッパやアジアでリサイタルを行い高い評価を得ています。 次のシューマンでの、イタリア出身のピアニスト、マルティナ・コンソーニは1997年生まれ。イタリアのコモで育ち、ハノーファー音楽演劇大学、ローマ・サンタ・チェチーリア国立アカデミーを卒業、ダニエル・バレンボイム、キリル・ゲルシュタイン、アレクセイ・リュビモフらのマスタークラスに参加。ゴーティエ・カプソン財団より優秀賞を受賞。「音楽性と圧倒的な感性、卓越した楽器演奏技術と素晴らしい音の輝き」と賞賛されています。 ヴァイオリニストのサラ・ジェグ=サジュマンはパリ地方音楽院を卒業後、バレンボイムが設立した「Barenboim-Said Akademie」で学びました。バレンボイム、カヴァコス、フィリップ・エルサンらにも学んでいます。ルイ・ヴィトン財団より優秀賞を受賞。 このアルバムでは彼女らの手腕と表現が発揮される作品が選ばれ、最後にセシル・シャミナード作曲のピアノ三重奏曲でそれらが融合されたものとなっています。(輸入元情報)【収録情報】● プーランク:チェロ・ソナタ FP143● シューマン:蝶々 Op.2● シューマン:ヴァイオリン・ソナタ第1番イ短調 Op.105● シャミナード:ピアノ三重奏曲第1番ト短調 Op.11 マルティナ・コンソーニ(ピアノ) サラ・ジェグ=サジュマン(ヴァイオリン) ジェイン・ユー(チェロ) 録音時期:2023年2月7,8,10日 録音場所:フランス、Studio de l'ONDIF 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV