キング、ヴェヒター、ポップ、クンツに、マゼール!オール・スターのウィーンの『カルメン』がCDに!ORFEOがまた貴重な音源を世に出してきました。1966年にウィーン国立歌劇場で上演された『カルメン』です。これが驚くばかりの豪華キャスト。カルメンには、名メッゾ、ルートヴィヒ。当時37歳のルートヴィヒのカルメンは、意外やかなり奔放なカルメン。ジョゼは名ヘルデン・テノール、キング。そしてエスカミーリオにはヴェヒター。ミカエラには、この役を当たり役としたギリシャ系イタリア人のピロウ。フラスキータには26歳のポップ。そして56歳のベテラン、クンツがダンカイロ。さすがは天下のウィーン国立歌劇場です。 指揮は、ベルリン・ドイツ・オペラの音楽監督に就任したばかりの若きマゼール。切れ味鋭い怪しく光る『カルメン』になっています。モノラルながら、録音も比較的聴きやすいもの。(キングインターナショナル)・ビゼー:歌劇『カルメン』全曲 クリスタ・ルートヴィヒ(Ms カルメン) ジェイムズ・キング(T ドン・ジョゼ) エーベルハルト・ヴェヒター(Br エスカミーリオ) ジャンネッテ・ピロウ(S ミカエラ) ルチア・ポップ(S フラスキータ) マレー・ディッキー(T レメンダド) エーリヒ・クンツ(Br ダンカイロ)、他 ウィーン国立歌劇場管弦楽団&合唱団 ロリン・マゼール(指揮) 録音:1966年2月19日、ウィーン国立歌劇場(ライヴ、モノラル)Powered by HMV