ベートーヴェン:ピアノ協奏曲全集、三重協奏曲(3CD)児玉麻里、ケント・ナガノ&ベルリン・ドイツ交響楽団ケント・ナガノは、モントリオール交響楽団とのベートーヴェン交響曲全集では、適切な編成のモダン楽器オーケストラに、ピリオド楽器奏法のイディオムも反映させることで、俊敏な快活さと洗練された美しさを両立させた演奏を実現していました。 ベルリン・ドイツ交響楽団を指揮したここでの演奏も基本的なスタンスは同じで、夫人の児玉麻里の弾く現代のピアノとのコンチェルト演奏ということで、プロフェッショナルなサウンドの磨き上げはきちんとおこなわれる一方、ベートーヴェンらしい瞬発力のある躍動的なアプローチも加味しています。 三重協奏曲では、ヴァイオリンにコーリャ・ブラッハー、チェロにヨハネス・モーザーを起用し、機敏なアプローチで伸びやかな作品を引き締めて聴かせているのが印象的です。(HMV)【収録情報】Disc1ベートーヴェン:● ピアノ協奏曲第1番ハ長調 Op.15● ピアノ協奏曲第2番変ロ長調 Op.19 録音時期:2006年6月23,24日 録音場所:ベルリン、テルデックス・スタジオDisc2● ピアノ協奏曲第3番ハ短調 Op.37● ヴァイオリン、チェロとピアノのための三重協奏曲ハ長調 Op.56 録音時期:2006年11月9,10日(Op.37)、2010年2月9,10日(Op.56) 録音場所:ベルリン、ジーメンスヴィラ(Op.39) イエス・キリスト教会(Op.56)Disc3● ピアノ協奏曲第4番ト長調 Op.58● ピアノ協奏曲第5番変ホ長調 Op.73『皇帝』 録音時期:2013年3月5,6日(Op.58)、2013年3月8,9日(Op.73) 録音場所:ベルリン、イエス・キリスト教会 児玉麻里(ピアノ) コーリャ・ブラッハー(ヴァイオリン:Op.56) ヨハネス・モーザー(チェロ:Op.561) ベルリン・ドイツ交響楽団 ケント・ナガノ(指揮) 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV