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リットーミュージック
ギター・マガジン 2023年7月号【雑誌】

特集
フェンダーカスタムショップに憧れて。

1987年、フェンダーにおける最高峰の楽器を作るセクションとして設立されたカスタムショップ。極上のクオリティでユーザーを虜にする市販モデルはもちろん、名だたる世界的アーティストにギターを提供したり、時には芸術的なコンセプト・モデルを発表したりと、世のギタリストが憧れる至高のギターを作り続けているブランドである。その根幹には、フェンダーのレガシーと言うべきビンテージの徹底的な研究と、進化し続ける音楽シーンに呼応した斬新なアイディアの追求という、真逆のベクトルを持ったクリエイティビティが同時に共存する。単に高品質な楽器を作るだけではなく、言わばフェンダーの過去・現在・未来を最前線でつなぐ存在でもあるのだ。今回の特集ではカリフォルニア・コロナ工場での現地取材を中心に、彼らのクラフトマンシップの源泉を探っていこう。

■フェンダーカスタムショップを知る7つの超基本情報
まず手始めに、フェンダーカスタムショップについてよく知らない読者のために7つの基本情報をまとめた。知っている方は次ページへGO !
■責任者マイク・ルイスに聞く、カスタムショップの素朴な疑問
続いては、カスタムショップの”中の人”に素朴な疑問を投げかけてみた。製品開発を担うマイク・ルイス氏に、たっぷりと答えてもらおう!
■フェンダーカスタムショップを訪ねて。
伝統あるフェンダー・ギターの数々を日々生産して、世界中のギタリストのもとに送り届けているカリフォルニア州コロナのフェンダー・ファクトリー。その広大な建物の一角に設けられたカスタムショップ・エリアでは、マスタービルダーを始めとする熟練の職人が腕によりをかけて至高のギターを作り出している。今回の特集に際して、そんな夢の空間の取材に成功。”Part 1:マスタービルダーを訪ねて”と、”Part 2:チームビルト&その他エリア”の二部に分けてレポートをお届けしよう。

■Part 1:マスタービルダーを訪ねて
カスタムショップの中枢とも言える存在がマスタービルダーである。彼らへのインタビューをとおして、ギター製作家としての理念やフェンダーのクラフトマンシップに迫っていく。

ユーリ・シスコフ
トッド・クラウス
ポール・ウォーラー
デイル・ウィルソン
デニス・ガルスカ
ジェイソン・スミス
カイル・マクミリン
ヴィンセント・ヴァン・トリクト
オースティン・マクナット
デヴィッド・ブラウン
アンディ・ヒックス
レヴィ・ペリー
グレッグ・フェスラー
ホセフィーナ・カンポス

■Part 2:チームビルト&その他エリア
ここからはチームビルトの製作現場のほか、コロナ・ファクトリーの広大な設備の一部を俯瞰していこう。

■山内総一郎(フジファブリック)が弾く、至高の13本
ここでは、今年発表されたカスタムショップ製のモデル13本を一挙ご紹介。試奏者には、山内総一郎を迎えてお届けしよう。ロックやブルース、ファンク、カントリーなど実に幅広いプレイ・スタイルを持つ山内。愛器のビンテージ・フェンダーと長年を歩んできた彼に、これらのギターはどう映るのだろうか? 掲載ギターは6月30日に原宿でオープンするフェンダーの旗艦店ですべて販売されるので、山内のコメントを見て気になった人はお店へ足を運んでみよう!

■CEOアンディ・ムーニーが語る、カスタムショップの現在と未来
最後は、フェンダーCEOのアンディ・ムーニー氏のインタビューをお届け。最新のトレンドやニーズを見極めながら常に刷新していく同社の姿勢は、カスタムショップの現在や今後の指針にも反映されているようだ。また、日本に新しくオープンする初の旗艦店、”FENDER FLAGSHIP TOKYO”についても聞いてみた。

■フェンダーカスタムショップ・プレイヤーズ・アーカイブ
ここでは、本誌がこれまでに撮り下ろしてきた、名手たちのフェンダーカスタムショップ製の愛器を紹介しよう。思い思いに理想の仕様が追及されたギターから、オリジナリティ溢れるユニークな見た目のものまで、国内外の幅広いギタリストの相棒たちをとくとご覧あれ!

■GM SELECTIONS(※電子版には収録されておりません)
・「Boys Jump The Midnight」The Street Sliders
・「SOLID SLIDER」山下達郎

■奏法企画:スティーリー・ダン『Aja』に学ぶヒネリを利かせた変則コード進行
本特集はスティーリー・ダンの名盤『Aja』の収録曲を題材に、ドナルド・フェイゲン(k,vo)&ウォルター・ベッカー(g,vo)の名コンビが作り出す、ちょっと変わったコード進行を学んでいくセンス・アップ企画。本アルバムの中に満載されているヒネリを利かせた変則的なコード進行と鍵盤楽器ならではの自在なコード・ワークは、我々ギタリストにも大いに参考になるはず! というわけで、スティーリー・ダン印のとびきりヒップ&エキセントリックなコード進行術と刺激的な和音センスを~dig it!

■INTERVIEW & GEAR
・カート・ローゼンウィンケル
■PICK UP
・LANEY IRF-LOUDPEDAL

品種 雑誌
仕様 A4変形判 / 176ページ

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