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信州松本に工場を構えるヘッドウェイ・ギター。作りの確かさとサウンド・クオリティー、トータルでのコスト・パフォーマンスに抜群の評価を受ける日本を代表するアコースティック・ギター・ブランドです。そんなヘッドウェイ・ギターにはアジア工場で生産されるユニバース・シリーズから、カスタム・ショップで製作される完全ワンオフのカスタム・モデルまで、価格帯にして2万円台~100万円超えのものまで様々なモデルが存在しますが、どのモデルを取っても、その価格から考えられるクオリティーを遥かに上回るハイ・クオリティーな製品を世に送り出しています。今回入荷はそんなカスタム・ショップを牽引する若きホープ安井雅人氏に因るカスタム・モデル!
安井雅人氏は2002年にヘッドウェイに入社。その後百瀬氏のサポートに従事しながらアコースティック・ギター製作に携わり、めきめきと頭角を現してきます。2011年のアスカ・チーム・ビルト結成時よりATB作品の製作に従事し、その木工技術と天性のセンスは師である百瀬氏からも高く評価され、現在ではアスカ・チーム・ビルトを率いる若きATBリーダーとして、またカスタム・ショップ・ビルダーとしても活躍しています。今回入荷の1本は2018年の楽器フェアーのショー・モデルとして製作された安井氏渾身の逸品です!
セレクト・アディトンダック・スプルースTOP、セレクト・キューバン・マホガニーSIDE&BACK、キューバン・マホガニーNECK、マダガスカル・エボニー指板&ブリッジ、フォワード・シフト・スキャロップ・ブレーシング(アディロンダック・スプルース)、実測43mmナット、648mmスケールのドレッドノート・ボディー。いわゆるマーチンD-45スタイルですが、ボディー・トリムやロゼッタには無垢の黄蝶貝が使われていて70年代のマーチンのような白っぽいソリッド・アバロンの雰囲気が演出されています。そのパーツ割は非常に細かく、2mmくらいの黄蝶貝のブロックを精密に巻き込んでいます。ヘッドのトーチ・インレイとポジション・マークにはアバロン貝が使用され、ボディーやネック、ヘッドを取り巻くバインディングにはカーリー・メイプルが美しく巻かれた、見た目の芸術性も高い、見るからに「渾身」が伝わってくる素晴らしい作品になっています!
サウンドも超ド級のサウンド!とてもマホ・ボディーとは思えないようなブライトでパワフルなサウンドを響かせます。稀少材であるキューバン・マホガニーは、良くハカランダのようなサウンドと評されますが、、ホンジュラス・マホガニーの甘くふくよかなサウンドをローズウッドだとすると、正にハカランダのようなアタック感と切れのあるサウンドが特徴かと思います。ローズウッド系の重厚なサウンドとはまた趣を異にしますが、ハカランダっぽいサウンドとの評は確かにうなずけます。フラットピックで搔き鳴らせば、アディロン・トップの太い出音にアタック感満点のエッジの効いたサスティーンが絡み、耳をつんざかんばかりの爆音を響かせます。フィンガーで爪弾いてもレスポンスが良く粒立ちの良いサウンドに、貝巻きモデルならではの倍音成分たっぷりな美しいサウンドを奏でますので、プレイ・スタイルやジャンルを選ばず、あらゆるプレイにおいてその独特且つ美しくもパワフルなサウンドをご堪能頂ける事と思います!
楽器のコンディションは使用感0の新品同様の極上コンディションです!光にかざして子細に眺め回して見ても、キズはおろか、スレの類すら見つかりません。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.4mm、1弦側1.7mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ充分な余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットの減りも皆無でまんま10割の高さが残っています。
現在も精力的に製作を続けている安井氏ですが、安井作品はほとんどがオーダー物で、一般に出回る事はほとんどありません。次世代のヘッドウェイを担う若きリーダーのサウンドを是非お楽しみください!
オリジナル・ハード・ケース付き
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