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鷲見英一氏はジャパン・ビンテージで人気のブランドJumboを製造していた田原楽器の出身。鷲見さんが29歳の1986年、上田市に自身の工房を立ち上げ、以来日本のギター・ルシアーの先駆けとして精力的に活動を続けています。今回入荷は2006年製のカスタム・モデル。独特なインレイが入れられた個性的な逸品です!
ソリッド赤エゾ松TOP、ソリッド・ホンジュラス・マホガニーSIDE&BACK、マホガニーNECK、エボニー指板&ブリッジ、実測44mmナット、645mmスケールのオリジナル・スモール・ジャンボ・ボディー。スモール・ジャンボとは言え、ボディー幅は約395mmくらいなので、一般的な16インチ・スモール・ジャンボよりは一回り小さい独特なボディー形状。1弦側の指板脇にローズウッドのインレイが入れられ個性的な顔付きになっています。指板エンドの形状から考えて、指板とインレイ、PGにつながるラインで何かを表現しているのかと思いますが、、目を細めて見ても何を表してるのかは分かりませんでした(笑)。
サウンドはレスポンス良く爽やかに抜けるマホガニー・サウンド!鷲見さんはマホガニーやウォルナットを使うのが上手いですね。鷲見さんの作るドレッドノート・ボディーのような重厚なサウンドとはまた一味違い、レスポンスが良く、且つウォーミーなマホガニー・サウンドが楽しめます。フラットピックで搔き鳴らせば、重さはありませんが、爽やかに抜けるボリューミーなサウンドが得られますので、歌モノのバックなんかにもばっちり嵌まると思います。フィンガーで爪弾いた時の色気たっぷりなサウンドは秀逸で、艶やかでリーバーブ感たっぷりなサウンドの中にも鷲見さんらしいどこか「和」のテイストが感じられるサウンドが心地よく、あらゆるジャンルやプレイ・スタイルで鷲見ワールドを存分にお楽しみ頂ける事と思います!また、こちらの個体には後付けで神田28というところのPUが搭載されていますので、ライブやレコーディングにも即戦力です。このPU、ボディー内に貼られたコンタクト・マイクとコンデンサー・マイクをブレンドして使うようですが、、どうもイマイチ使い方が分かりません(汗)。。かなり生音に近いサウンドですが、コントロールをいじってもそんなに音色が変わらないような気がします。万一PUが故障しても対処出来ませんので、PU部分は保証なしのオマケ程度に考えておいて下さい。
楽器のコンディションはキズの少ないかなりの美品コンディションです!遠目にも目立つようなキズは無く、ぱっと見にはとても15年以上前に作られた楽器とは思えない美しい状態を維持しています。子細に点検していくと、ボディー・バックに衣服で擦れたようなスレが少々あり、1フレット横、6弦寄りに米粒大の打痕が1つ見つかります。ネック横の打痕は手触りもガサツキを感じますので、ネックのキズは絶対イヤという方には不向きですが、演奏上は何ら気にならないかと思います。ボディー・バックのスレは「強いて言えば」程度の些細なスレですので、上記ネックの打痕以外はほぼほぼ新品同様と言える綺麗な状態を維持しています。
ネック・コンディションも良好で綺麗にストレート、現状での弦高は12フレット上で6弦側2.3mm、1弦側1.7mm程度と非常に弾き易いセッティングになっています。サドルにもまだ余裕がありますので、更なる弦高の微調整も可能です。フレットはローフレットに少し弦の跡が付いている程度でほぼほぼ10割の高さが残っています。
顔付きも個性的な唯一無二なルックスなので、人と被らないギターをお探しの方にもオススメのルシアー・メイドの逸品です!
オリジナル・ハード・ケース付き
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