Excelを使ううえで避けて通れない「データ入力作業」を早く正確に行える仕組みの作り方を解説します。VBAなどの高度な機能は使わずに、オートフィルや表示形式、データの入力規則、VLOOKUP関数、OFFSET関数、条件付き書式などの基本機能を上手に組み合わせ、日付や曜日、金額データの入力などの自動処理を実現。面倒なデータ入力作業の手間や時間、ミスを激減させ、作業効率を大幅にアップさせます。「わかりやすい!」と好評をいただいている「入門者のExcel VBA」の著者が、あらゆる職場で欠かせないExcelのデータ入力作業を、早く正確に行える仕組みの作り方について、カラーで見やすい図を用いて丁寧に解説します。「データ入力作業を効率的に行えるかどうかは入力する人次第」と考えがちですが、作業を行うExcel側の仕組みを整えることも重要です。Excelの機能を上手に組み合わせると、一部の入力を自動処理できるようになるなど、入力の手間を大幅に減らし、誰が作業しても(たとえデータ入力が苦手な人でも)早く正確にデータ入力を行えるようになります。本書では、Excelが得意な部分はExcelの機能に頼り、入力する人の作業をできるだけ減らしていくことの有益さを、実例をとおして学ぶことができます。なお、VBAのような習得に時間のかかる機能は使いません。簡単な機能を適切に連携させるだけなので、週末に覚えて月曜から作業の現場にすぐ導入することも可能です。「データ入力に時間がかかるし、入力後のチェックにも時間がかかる」という方や、「部下にデータ入力を依頼しているけど、正確に入力できているか心配」という方。本書で、入力ミスさせない仕組みの作り方を学んでみませんか。第1章 Excelのデータ入力作業を効率化しよう1.1 「効率化」を実現するには?1.2 作業前に行うデータ入力作業の検証と作業計画について1.3 作業計画を立ててみよう第2章 ベースとなる表を作成する2.1 開始日を入力2.2 連続データを効率よく入力しよう2.3 日付データから曜日を自動で求めて表示させる2.4 罫線を効率よく引こう第3章 データの入力を効率化する仕組みを設ける3.1 リストから選んで入力させる仕組み3.2 「区分」に応じた「料金」を自動で入力する仕組み その13.3 「区分」に応じた「料金」を自動で入力する仕組み その23.4 不適切なデータの入力を防ぐ仕組み第4章 土日の行に自動的に色を付ける仕組み4.1 土日祝日を判定しよう4.2 土日祝日の行を自動的に水色にしよう第5章 さらなる効率化を目指して改善する5.1 想定される変更に対応しやすくする5.2 日付データを入力する仕組みを改善する5.3 料金表のデータを入力する仕組みを改善する その15.4 料金表のデータを入力する仕組みを改善する その2第6章 データを効率的に入力・編集しよう6.1 キー操作でデータ入力を効率化6.2 セルのデータ編集では[F2]キーを使いこなそう6.3 他にも知っておきたい便利なキー操作第7章 効率的に印刷するには?7.1 効率的な印刷のために知っておくべきこと7.2 A4用紙1枚に収まらない表を効率的に印刷する