ロシアの情熱をヴィオラが謳い上げるベテラン・ヴィオラ奏者のタチヤナ・マズレンコはこれまで「Profil」レーベルから『白夜』と題するロシアのヴィオラ曲アルバムを3枚リリースして好評を博していました。今回もロシア作品ですが、ロシアの民俗楽器ドムラとアコーディオン、コントラバスの四重奏団との共演。ドムラはマンドリンのような楽器で、ロシア情緒を醸し出す音色を持っています。 ヴィオラのためのオリジナル作品はグラズノフの『エレジー』のみ。これもアコーディオン伴奏、あとは五人組の名作を編曲していますが、ムソルグスキーの『展覧会の絵』やボロディンの『ポロヴェッツ人の踊り(だったん人の踊り)』をヴィオラと民俗アンサンブルで奏でているのが興味津々。ロシア的な色彩が増し、目から鱗が落ちることうけあいの世界が広がります。 さらにもとはロシアのジプシー歌謡で、西洋や日本でポップスとして大ヒットした『悲しき天使(長い道で)』をヴィオラで情熱的に謳い上げます。(輸入元情報)【収録情報】● リムスキー=コルサコフ:道化師の踊り〜歌劇『雪娘』より● グラズノフ:エレジー Op.44〜ヴィオラとアコーディオン版● ムソルグスキー:『展覧会の絵』より プロムナード グノームス 古城 サムエル・ゴールデンベルクとシュムイレ バーバ・ヤガー キエフの大門● リムスキー=コルサコフ:インドの歌〜歌劇『サトコ』より● ボロディン:だったん人の踊り〜歌劇『イーゴリ公』より● ロシア民謡『悲しき天使』● リムスキー=コルサコフ:『雪娘』の主題による幻想曲 タチヤナ・マズレンコ(ヴィオラ) ヤルス四重奏団 エレーナ・キセリョワ(ドムラ) ワレリー・キセリョフ(アルト・ドムラ) ヴラジスラフ・コジョカル(アコーディオン) ジョルジ・マホシヴィリ(コントラバス) 録音時期:2020年9月1-3日 録音場所:ケルン、WDR放送クラウス・フォン・ビスマルク・ザール 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)Powered by HMV