大英帝国勲章「DAME」の称号を授与された内田光子。モーツァルトを弾き振りしての待望の新録音!ロンドンを拠点にベルリン、ウィーン、ザルツブルク、ニューヨークなど世界の主要音楽都市で精力的な演奏活動を行ってきた内田光子。これまでの活動に対して、大英帝国勲章「デイム」の称号が授与されることが決定したとのニュースが流れたのは記憶に新しいところです。英国勲章の中でも第2位にあたるDBE(Dame Commander of the Order of the British Empire)を日本の女性が授章するのはこれが初めての事。余談ながら、ビートルズに授与された大英帝国勲章は第5位にあたるMBE:Member of the Order of the British Empireだったとか。 内田光子がモーツァルトの協奏曲&ピアノ・ソナタを集中して録音していたのは1980年代でした。ジェフリー・テイト指揮イギリス室内管弦楽団との共演で23番&24番の協奏曲を録音したのは1986年と1988年。それから20年の歳月を経て内田光子が紡ぎあげたモーツァルトの世界がここに結晶しています。(ユニバーサルIMS)【収録情報】モーツァルト(1756-1791)・ピアノ協奏曲第23番イ長調K.488・ピアノ協奏曲第24番ハ短調K.491 クリーヴランド管弦楽団 内田光子(ピアノ、指揮) 録音:2008年、クリーヴランド【内田光子ショート・バイオ】1948年 静岡県熱海市に誕生。1960年 外交官であった父親の赴任先ウィーンで、ウィーン音楽大学のハウザー教授に師事。1963年 ウィーンのブラームス・ザールで初リサイタル1966年 ミュンヘン国際コンクール第2位1969年 第3回ウィーン・ベートーヴェン国際コンクール第1位1970年 ショパン・コンクール第2位(現在も日本人最高位)1973年 クララ・ハスキル・コンクール第2位1975年 リーズ国際コンクール第2位、レーベントリット・コンクール第2位1982年 東京、ロンドンでモーツァルト:ピアノ・ソナタ連続演奏会1984年 モーツァルト:ピアノ・ソナタ集のアルバム発売開始(1988年完成) ピアノ・ソナタ全集は1989年に英グラモフォン誌レコード・オブ・ジ・イヤー受賞1985年 ロンドンで自ら指揮とソロを務め、10回に渡るモーツァルト:ピアノ協奏曲シリーズの演奏会開催 ジェフリー・テイト指揮イギリス室内管とのモーツァルト:ピアノ協奏曲録音開始(1991年完成)1986年 10回に渡るモーツァルト:ピアノ協奏曲連続演奏会開催1987年 サントリー音楽賞受賞「モーツァルト:ピアノ協奏曲第26番・第27番」が日本国内のクラシック・ベスト・セラー・ディスクとなり、日本ゴールド・ディスク大賞アルバム・オブ・ジ・イヤー受賞1995年 シューベルトとシェーンベルクのプログラムによるリサイタルを、ロンドン、アムステルダム、ウィーン、 東京、ニューヨーク、ザルツブルク音楽祭で行い絶賛を博す2001年 英国エリザベス女王から「サー」「デイム」に次ぐ大英帝国勲章「CBE(Commander of the Empire)」を授与される2005年 文化功労者に選出2008年 ベルリン・フィルハーモニーのレジデント・ピアニストに選出2009年 大英帝国勲章「デイム」を授与される。11月に3年ぶりの来日公演(11月24日、27日サントリーホール 他)Powered by HMV最高の音で楽しむために!